ジョジョ/ガンダムUC

ジョジョの奇妙な冒険・9話。山岸由花子その2。一見フツーの女の子からどんどんエスカレートして怖ろしいことになってゆく、というフォーマットに忠実なホラーテイスト物語だけど、何と言っても今回のキモは由花子さん役の能登さんだろうなあ。前回からすでにすげえとは思ってたが、ここまで原典の雰囲気に忠実に…いや、それを越えての爆発的演技をされるとは。ゆるふわぽわぽわ系でデビューしたってのが俄かに信じにくいような、そんな感想でございます。

あと何気にエコーズの「音」という要素の使い方が上手いな、と思った。プッシュ回線は音響によって制御するってのはアリネタの範疇だけど、それをマンガのスタンドバトルに落とし込んでトリッキーな要素として構築するってのはなかなかクレバーである。ま、そもそもその回線音をどうやって割り出したんだ、とかそういう疑問はあるけれども、些細なことでしょう。それこそスタンド能力ってのは思いの強さでいくらでも多彩になれるこったしね。

機動戦士ガンダムUC RE:0096・9話。対立陣営の双方にて、それぞれ大きな存在を見せるものが退場する話。バナージにとってこれは、相当デカい衝撃になるだろうし、実際呆然と動けない状況である。しかし大気圏突入時であるのでなんとかせんといかんよ…まあユニコーンならなんとかしてくれそうな気もするが。

前回ギルボアさんが死にそうで心配と言うたらそうなった上に、ダグザさんも退場してしまいました。それまで四角四面、個人的感情をガッチリ押し殺してきた彼であるので、ふと見せる人間性が実に魅力的に映る。何でしょうね、バナージにとっての擬似父親っぽい役割でしょうか。父性を見せた途端に消し炭になってしまったけれど、しかしまあ花道退場と言うてもエエくらいのフィーチャーぶりでありなんかグッと来てしまった。こうなると今まで全く内面も本質も判んないフロンタルさんが気になるところ。案外マジで中身ねーんじゃねーかって気がしますけどね。本人の言うとおりにね。

んでなんかしらん、マリーダさんにはよりによってアルベルトさんとの関係性ができたのかしらこれ。ただのいらんことしィからもっとめんどくさいトラブルメーカにステップアップでもするのかね、アルベルトのおっさんは。あと今更だけどダグザ・マックールってのもスゲえ名前だな。イザナギノ・ヨシツネとかそんな感じかしら。