だがしかし/昭和元禄落語心中/オルフェンズ

●だがしかし・6話。前半はグミ各種とおはじき。ひもQについては買ったことないものの多少の知識があるが、もう一つの何だ…まけんグミですか? こっちについては見たことがない。そしておはじきについては当然知ってるが遊び方についてはとんと縁がない。それぞれ別ベクトルでよく知らないもの同士、ってのはちょっと面白い。うん当然個人的にですけどね。そういや謎だったんだよなああのおはじきってヤツ。単なる平べったいガラスを何が楽しうて売ったり買ったりしてんのか。なるほど弾いて遊ぶもんだったのね。名前からして当たり前すぎる結論である。あと算数の授業。

てことで前半はいつもどおりほたるさんの「いきおいは凄いが基本ヘッポコ」という属性を賞玩する話だったが、後半のヨーグレット話の焦点はサヤ師の方。というかこれ…ううん、エエんかいなこれ。幼馴染のお子さん男女がお医者さんゴッコで甘い思い出という…この導入部分だけでいっくらでもアレな方面に進むことのできるネタでありなかなかヤバいような気がする。つーか幼児小児でもなく青少年でもない、小学4年生という状況がなんか生々しくて、うんそうね、いや、良いと思います。…これ、この先生きててもずっと折に触れて思い出して頭抱えるヤツだ…。ええ、良いと思います。いろいろと。

昭和元禄落語心中・7話。菊比古と助六、両者は対照的な演者として並び立つ。紆余曲折はあったがここでやっと菊さんは進み始める。今回は要所で出てくる菊さんのキツネっぽい笑みが印象的でありました。てェか、菊さんの笑み自体が今まであんまり登場してなかったのだね。つまりそれまでは「笑い」という事象に関し、自身が離れたところにいたワケなんだろうな。ブレイクスルーを経て笑うことが自然となった彼は、ここでやっとシンさんにならんで座ることができるようになった。さて、今まではその破天荒振りからトラブルをトラブルとして捉えてなかったシンさんであるが、今後どうなりましょうか…ってとこだろうか。

そしてこの野郎同士のチョネチョネに、複雑な思いを抱くのがみよ吉っつぁんである。初対面の時には思うさま菊さんを手玉にとっていたような状況であったが、その性向自体は変わらないものの今や彼女の方がヤキモキとしている。もとより人間関係にはぶきっちょな菊さんであるし、こういうもやもやした時にエエコトの一つも言ってやれないってのはみよ吉さんにとっては心に溜まるものがある、のだろうかしら。ま、見方によれば典型的な「シゴトとアタシとどっちが大事なの?」っちうアレなんですけどね。

今回もいろんな落語が出てきましたが、江戸落語に疎いワシにはよく判んない。そのうち誰かまとめてくれませんかね。…「らくだ」を二ツ目がやるってのは相当なハネッカエリってのは判りまんねけどねえ。あのネタ、めんどくせェっすよ?

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ・20話。なんだかんだで地球に下りてこれた鉄華団。なるほど、考えてみればこれで団としての仕事契約は完了ってことか…と思ってたらお届け先の麦人マカナイ爺さんが一筋縄じゃいかない。あれこれと駆引きされた末に「よっしゃええわい毒喰らわば皿までじゃい」とオルガ団長が更なる試練に乗っかろうとするが、しかしビスケットさんは…というね。ま、ビスケットさんがメール受け取ってからの態度の変化、そこに気づかないってのが団長の未熟なとこですわね。まだまだこれからよこれから。

並行して火星野郎どもが地球に来てのカルチャーギャップネタもちらほらと。「魚」なるものを見たことがないので気色悪いよ喰えねえよ、ってのはそうねえ、いきなり「旨いよ」ってトカゲ料理出されてきたようなものだろうか。まあこの辺のネタを突き詰めて行くと地球と火星の地表重力の差とか、そういうのはまあ、ヤボでしょうかね。…それとアインさんが阿頼耶識化されるか否か、ってされるんだろうけどな。復讐の為にどんどん異形となってゆく敵役ってのは一種の花形ではありますし、まあがんばれ。いろいろと。

あと今回も副音声でぐだぐだトークのおまけ付き。みんなそこそこエエ歳なのに(若い人も居ますが)ノリがとことん男子校というかバカ学生というか、ホンマ好き勝手やってんなって感じでよろしい。本編のシリアスさは台無しにもほどがありますけれども。あと細谷さんは斧アツシのおっさんにちゃんと謝っておいた方がいいと思う。あのモノマネで大笑いしちゃったワシが言うてもしゃーないっすけどね!