だがしかし/昭和元禄落語心中

●だがしかし・4話。前半はふがしテイスティング勝負。なんか知らんおっぱいの大きな謎のお姉さんと目隠し緊縛口咥えでバトルするという、かなりストレートな「何だこのプレイ」っちう話。流れもオチもそのワンアイデアというそんな話ではあるが、中途で盛り上がってくるパートではだんだんちょいえろ要素が薄れて普通の勝負モノっぽい雰囲気が立ち上ってくる。ま、それもオチのちょいえろの為なんだろーなー、ってのが判る程度にはベタなんですけどね。…さくら棒、ですか。検索して詳細知って「へー」と思った。こういう一口知識もこの作品の味よね。

後半のグリコ喰って300mずつ走るという探偵ナイトスクープみたいなネタもそうだけど、田舎での暑い夏休みの最中にノリのいい連中と共にバカチンなことに精を出すという、この一種贅沢な青春ぶりは悪くない。原作のテンポよさが少々殺がれているかなという印象はまだあるっちゃあるが、この青春的空気感は確かにアニメで増幅されたる要素ではある。

…ま、ほたるさんがちょいえろっぽいのは変わりませんがね。前半で腕を縛られてるシーン、なによりお尻の描写に手を抜いてないのが「うんそうだろうなあ」という、そんな感想を抱いたことでした。うん。

昭和元禄落語心中・4話。菊さんはそれなりの評価を頂いているようだが伸び悩んでもいる。それは案の定、彼がしゃっちょこばり過ぎてるからであり、そこは初太郎改め助六またの名をシンさんを見習え! …とはちょいと言いづらいが、ともあれ彼にも余裕や遊びが欲しいとこではある。てなとこに出張ってきたのがいよいよ登場の林原みよ吉さん。師匠の二号さんであるところのみよ吉っつぁんに、当然ながらちょいちょいと突っつかれる菊さんであり…っちうね。

いやはや、満を持して登場ってとこでこのみよ吉さん。百戦錬磨のおっさんをキッチリ落すであろうその手管…手管と言ってはあきまへんか、なら立ち居振る舞いですな、これにかかっちゃ菊さんごときではどうしようもない。彼だってちゃんと色恋事の経験はあるんだろうけども、相手がプロとなるとそらねえ。自然さとある程度の作為を同居させ、ちゃんと色気と魅力をお出しするみよ吉さんとの一連の流れは、言い方はヘンだけど「なんか映画みたいだ」と思ってしまった。しょうがないじゃん、現実にこーいう状況に出くわしたことねーもんよワシ。…この段階で既にシンさんとは面識(以上のもの)がある、ってのがキモではありましょうなあ。

冒頭、カフェーにてバイトしてる菊さんとこにシンさんが来てちょっかいかける辺り、よくある描写だけど最近どっかで見たなーと考えたらおそ松さんトッティんとこにおしかける他の兄弟たちの話だった。いや菊さんにヒツレイですけどね! 思い出したもんはしょうがない!