うしおととら/実は私は

うしおととら・7話。うしおの母は死んだと聞かされていたがそうではない。ならどうなんだっつーと、ヤヤコシイことになっているので直接旅して知って来い、と父は言う。景気づけに父と一戦、法力僧どもとまた一戦。そして男の子は凶暴な相方と旅に出る…っちう話。てことで今回はうしおの運命がぐいと曲がって新たな局面に進む回でして、その象徴が親父の新たな面、っちうこってすな。昼行灯なおっさんが実はシリアスなツワモノであるってのはベタな設定であるけれど、いややっぱキレイにベタをやられるとかっこいいよね、と。藤原啓治の演技もそう、話の転がし方もそうだけど、とらとの戦いでお互いに相手の予備動作を待たずガンガン重ねてくるっちうあの演出がまずいいよね。尺を詰めるという実際的な意図もあるだろうが、それ以上にカッチョイイ。

凶悪無慈悲だとされるとらさんが、うしおの影響下にあることでなんだか丸くなっており、それを「勘違いしないでよね」式に述べ立ててるシーンがかわいい。お父んがあくまで「とら殿」と丁重な言動を貫いてんのがまたいい味である。とてもじゃないが番組前半でボケの天丼カマしてたおっさんとは思えない。シーンや台詞はともかく、不安を誘うBGMまで三回天丼→番組後半でマジBGMは卑怯だなーと思った。お父んのキャラ設定によう合うてはるわな。

●実は私は・7話。以前にチラッとだけ見えてた校長先生が本格登場。ちんちくりんのかわいったらしい外見をしているがその正体は悪魔であり実年齢は三桁以上っぽい、当然ながらその力も強大らしく、その上割と悪意も有しているってな人なんだけど…いかんせん頭に血が上ると精神レベルが白神さんと張り合える程度になってしまう。ついでに(曾孫さんである)紅本先生に対してもちょっと弱い。・・・ま、なんだかんだで便利な人ではある。

今回もたぶん、原作から要素拾ってきて再構成してある感じ。いいんちょの猫アッザムが仰々しい割にあんま意味無く退場してたのはまあおもろかったからいいけど、何だろあれって思うわな。てことで本番は後半の痴女対決ですが、まーったくスケベ心に響かない白峰VS校長に比べてすげえ威力のシホさんがすげえ。一発目のM字ですでにやばいけど、コスプレのあの股間はヤバないっすかね? まいいや。うんいい。いいです。

あとあの安易な爆発オチはしょーもなくて良かったですけど、時節柄ちょっと危なかったのは危なかったと思う。この作品のせいじゃないけどな!