うしおととら/実は私は

●新番組・うしおととら。言わずと知れた有名マンガのアニメ化であるが、しかし何でまたこのタイミングでってとこでもある。そうでなくてもこないだジョジョ3部や寄生獣のアニメが終わってアルスラーンは今やってて映画館ではスターウォーズターミネーターやマッドマックスの新作がやってて、はて今は本当に2015年なのかしらとか思ってしまうがまあいいや。

とりあえずのツカミ、当時の藤田絵が驚くほど再現されつつガシガシ動いててすげえなと思う。全体に当時の雰囲気ではあるけれど、車が今風だったり体育が短パンだったりと一応現代設定ではあるようだ。あとこれは原作完了してる作品の強みだろうけど、全体のテンポと構成が小気味よくまとまっててよし。さっさと状況をすすめてんのは好感持てますな。

キャストはどれもなかなかの熱演。力也とらは流石に地声からおっさんの故大塚周夫と比べると「ちょっとムリしてんなー」とは思うけど、ちょいヘタレ入ったとことかやっぱ上手いなって感じ。しかし凄んでる時の演技ではのどが心配なので心配。畠中声の潮は熱血少年主人公してていいねえ。あと音響、獣の槍の金属音がすごくキャッチーでかっこよい。この辺は熟慮しただろうねえ。

てことで、少なくとも第1話クォリティとして申し分のないデキである。これ確か分割3クールと聞いたが、適当にリソース分散しないと持たんだろうなあ。ま、その辺も含め、しばらく付き合ってみよう。…あーあと、メインタイトルの「奥からぐっと立ち上がって「うしおととら」って出る」ってな演出が実に古臭くていいと思った。筋少の曲もいいしねえ。

●新番組・実は私は。チャンピオン原作のアニメってことで割とレア、弱虫ペダルも終わったし現在単独か。とりあえずどんな話かはよう知ってるし、どっちかっつーとワシの守備範囲からちょい外れるタイプの作品でもあるんだが、折角トムのクルーズさんが宣伝してくれたってこともあるし(違います)、見てみましょうってことで。んで一話ですが…。序盤の各キャラをざっと紹介し、くーるびゅーてぃーさんの秘密がえろ峰くんにバレるという「これでどんな作品か判るやろ」ってとこまでやってシメ。ふむ、結構ソツなくまとめてやがんな。そんなにアカンところもないし、良いアニメ化じゃないでしょうかね。

ちょい気になるのは白神さんの関西弁、これがアニメ的演技に落しこむのにちょい苦労してる感じだだなと思ったり。声もかわいいし演技もちゃんとしてるしその辺はいいんですけどね。あとはまあ問題もなし。つーかさくらさん、こうして声がついて演技されるとかなりストレートにおネェキャラなんだな。

さて。話的に感想も並べ立てにくい作品だし、どこまで日記として書くか判らんけど、これなら楽しく見られそうなので視聴は継続。続々登場するぽんこつキャラを楽しみにしよう。