うしおととら

うしおととら・26話。ハマー機関の暴走・その始末、主にヘレナ・マーコフ博士の視点から。どたばたと大変なことになってる状況下、ヘレナ博士が過去の清算を兼ねて自己犠牲を行うことで割とムリヤリにケリをつける、とまあそんな流れの話と言える。やはり尺が足りないってことでいささか情感や間合いが薄く、要素を並べてる雰囲気がちょい強いってのは毎度のことではあります。それでもヘレナ博士の内にある人間性が、土壇場においてにじみ出てくるというドラマはちゃんと出来上がってるなとは思いますが。…でもこれ、うしおはともかく麻子さんには大概なトラウマになっちゃってもおかしないような事件やよねえ。目の前で救えなかった人が居た…だもんね。

うしおととらのコンビは「信頼の置けるパートナー・護るべき対象・強大な敵」がある限り無敵の強さを誇るということらしい。となると白面側とすればその要素を切り崩せば良いワケですよね、ってことだ。実際白面の狡猾さはそれをマジでやらかしやがんので困るのであるが、まあそれは先の話。しかしちゃんとこの段階でシコミとして出てきてたのはまるきり忘れてたなあ。

あととらさんのキルリアン値ですか、何の数値か判んないけども、十万八千ポインツってのは実に古風でよろしいねえ。孫悟空というかはてなの茶碗というか。この辺も藤田センセの素養だろうな。

●…え? これ(一応の)最終話だったの? 何も気付かず見終わっちゃって、改めて録画タイトルに「終」って付いてるの見てビビったよ。てことで、えーと…一区切り感も薄いし、この段階で言うようなことあんまないなあ。よくできたアニメ化だしキャラもはまってるし(とらの小山力也もすごく馴染んできた)、でも全体に尺が足りないのでいろいろ残念だし、と型通りのことしか言えないや。ともあれ、間置いて1クールだっけ? そっちの続きも見ると思うので、ちゃんとした感想はその時にでも。ええ、そんな感じで。