●シドニアの騎士 第九惑星戦役・最終話。敵ガウナがコクピット内にまで侵入、それも星白の姿となればいろんな意味で谷風さん大ピンチである。さあどうしようってとこで騎兵隊の到着、軌道上からの斉射でガウナを掃討の一幕。五角形を基本単位としたフォーメーションがやたらとかっちょ良くて、これってぐるぐる回る意味あるんかなーとかそういうのがどうでもいいくらいに美しかった。これ、原作にはないよね? いいアレンジだと思う。
なんとか生き残り全員が帰投に成功(巨大つむぎと等身大ガウナ星白のガワを同時にお姫様抱っこしてる辺りのシーン、妙な倒錯性があってよろしかった)。ナイン制圧をもって戦意高揚のパーティかなんかをやって後、谷風さんは魂の故郷たる精米所に向かい、亡きサイトウに挨拶して一旦のシメ。割と妥当な区切りどころじゃないかしらね。毒舌メカ娘とかの登場も見たかったけど、うーん…3期とかあるとうれしいんだけどなあ。
●総評。1期から引き続いてのシドニアアニメ、感想は前期とあまり変わらず、「ちょっと硬めのCGアニメに作品世界が馴染んでるな」って辺りも同じなんだけど、やっぱこのシーズンの目玉キャラはつむぎさんでしたよねえ。巨大モードの美しさとどこか怖い強さを兼ね備えた姿といい、端末モードのちんこのような外見にしてすっげえかわいいたたずまいといい、この人…人? はホントに希代のヒロインちからを持ってるなーと思う。アニメ化に際してきゅっきゅきゅっきゅ言うたりしてんのとか、売りどころをよく判ってますよねスタッフも。
戦闘シーンも相変わらず気持ち良い、音響も抜群。やはりどっか硬質で地味な雰囲気はあるものの、そこらへん含めてシドニアという作品の魅力になってんな、って感じ。上でも書いたがこの先も映像化して下さるとありがたい。ゼヒ。…小林との関係性がえらいことになったりもするけど、まあそれはそれで。てことで楽しうございました。