ジョジョ

ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース・45話。ポルナレフがディオと再会し、何だかんだあって戦いの舞台が館の外になる話。ふらりと街に出てくるディオ様が大物というか、まあアンタらに付き合ってやりますよって感じで悠然としててよろしい。正直館から出てくる必然性はほぼ無ェんですが、そこら辺はまあいいよね。ジョジョだしね。

それにしてもこの辺から怒濤の名場面、名セリフの嵐。ポルナレフの「ありのまま」からヌケサクの「中に居たのは俺だったー」から承太郎の「挟み撃ちの形になるな」からディオの「歩道が広いではないか」から、どこを取ってもその後のオタクどもに影響を与えた箇所だらけですな。…まとめてみると矢鱈とたとえ台詞が多いのな。エンジン音を聞いただけでブルドーザーと判るだのケツにつららだのコーラ飲んでゲップだの風の強い日にションベンだの、こういうノリと台詞はどっから思いつくんだろうね。

ウィルソン・フィリップス上院議員にチョーさん。この回に出てきてすぐ死んでしまうチョイキャラながら、読者の頭には割と強い印象を残すおっさんである。しっかしこれがまた、チョーさんがやるとなるとぴったりフィットすぎてちょいと怖いくらい。何だろうねあの、恐怖感ばりっばりの凄まじい早口。あと実際の歩道虐殺シーンは直接描写されませんでした。まあねえとは思うが、描写されないことによる得体の知れない恐ろしさが出てきてたのはちょっと面白い。原作のあの辺、割とギャグっぽい絵ではあったしねえ。