ゲザり法

●最近ちょくちょく土下座強要だの何だのの事件が報道されて、この時代においても土下座が屈辱的である/それだけの誠意を見せるものだという文化意識はなかなか強いものがあるんだなあと思ったりしてたところ、職場の人が「そのうち土下座強要罪とかできるかもしれへんね」と云。まあ今でも脅迫罪とか強要罪とかそんなようなんで対応してるんだろうけど、話題と事案の両面で大きなトピックとなって仮に「土下座強要罪」ができちゃったらちょっと興味深いなとか思った。その文化固有で他では成立し得ない法律、って感じでね。法律に詳しくないからワシは知らんだけで、既に日本にもこういう文化に深く根ざした刑法や何やが既にあるんだろうな。たまに世界の面白法律とか見たりするけど、馬鹿だなーとかワケ判らんなーとか思えるようなシロモノにも何らかの成立理由があるのは確かだしね。

…そういやアメリカのどこぞの州でかつて円周率が4だとかいう法案が通ったとか聞いたことあるな、と思って検索したらすぐにウィキペディアの記述が見つかった。4ですと言明したのは正確じゃないようだが、要するに素人数学ファンの活動がモノをよく知らない田舎議会を翻弄した、っちうことのようで。たまたま別件で居合わせた数学教授のおっさんがいなかったらエライことんなってた、っちうことか。大変ねえ。