●新番組・攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE…ってタイトル長ェな！ GITS AAAってとこかしら。またもや新規設定、っつーか以前の劇場公開版をテレビ用に再構成したもの、らしい。まいいや、とにかくそういう攻殻。黄瀬和哉のキャラデザはともかく監督ってのは未知数であり、冲方丁の脚本もまた興味深い。ファフナーはワシ途中で降りちゃったからねえ。キャストも一新ですが、坂本真綾の少佐はかなり雰囲気よろしいんじゃないでしょうか。荒巻やトグサなどのおなじみメンツも割と違和感なし。フチコマ、もといタチコマ、じゃないロジコマ役の沢城先輩がなんかすげえかわいい声出しやがって面白いなあ。何となく玉川紗己子の演技を踏襲してる雰囲気もあって、すんなり視聴できた。
とまあそんな第1話ですが…ああ、やっぱしぼんやり見てたらスジのそこここがよく判んない。二度三度の視聴に耐えるという作り方してんだろうな、とテメエの処理能力の低さを棚にあげてそう思う。しかしそれでも演出がちゃんと親切というか、「ここ！ ここが一連のシーンのキモですよ！」という雰囲気を要所に作って置いてあるので、見終わったら判らんなりに「あーなんか緊張感あっておもしろかったなー」と頭の悪い感想を漏らせるようになっている。デモを警戒してた警官たちがおもむろに無差別殺戮を始める異常さとか、護送車の中での「擬似記憶」についての会話とか、今回ヒキの「コイツの中にゴーストが二つある！」とか、そういうランドマークのようなシーンね。そういう意味で、上手い作りだなと思います。
ま、とりあえず興味深そうなアニメであるのは間違いない。視聴継続してみましょう。しかし何だね、攻殻の新シリーズをやるたびに原作（や第一作映画）のオマージュをやんないといけないというシバリでもあるんかしらね。今までいろんな世界線で、少佐は何回「あらそう？」ちうてヘッドショットカマしてきたんだろうかしらなあ。あとめんどくせえので以降記事のタイトルはなんか短くします。
