ドット文字のおもひで

●こないだネット見てて「潰れてても読めるドット文字」の話をされてて、その上で知った「美咲フォント」ってのがすごく魅力的で、いいよなあこれ。
http://www.geocities.jp/littlimi/misaki.htm
何度も言うがワシ、こういう「限定的リソースで何とかやっている」という存在にすごくフェチ心を覚えるのだ。てとこで個人的回想。8ビット16ビットゲームやってるとこういう切り詰めたデザイン、よくあったよなとか懐かしく思う。流石に8×8、実質7×7ドットでフルセットのフォント揃えるなんてのはちょっと無いですけども。特にファミコン時代は容量の問題もありますからねえ、少数の例外を除いて大体ひらがなカタカナ英数字だけってのは当然ではある。

んでこれがSFCになると漢字が出てくる。…んだけど、容量と発色数はFC時代より格段に上がってても画面解像度は(基本的に)FCと一緒なので、そこまで細かい字は出せない。大体はちゃんとした漢字を表示しようとしてやたらとでかいフォントになっててちょっとカッチョ悪かったりするんだよね。その中にあってワシが最初に「お、いいな」と思ったのがSFC版「シムシティ」。

ある程度正確性をオミットしてミバの良さを上げている。これ多分、漢字は12×8ドットやよね。これでちゃんと読めるし、またSFCの容量ならば漢字かな混じり文も表示できると。このラインのある種の到達点が「タクティクスオウガ」辺りっすかねえ。

このフォントは大変だと思いましたよ。ある程度はエディタの機能で補助もできるだろうけど、実質上は一字々々キャラのドット絵打ってるようなもんだよな。一方前作「伝説のオウガバトル」だと割と正方形に近い比率のフォントで、これもなかなか。

…ま、上で書いたような「やたらとデカい」フォントもそれはそれで味があるんですけどね! 

ワシSFC版「ダンジョンマスター」の、このどこか垢抜けない字や画面の雰囲気、好きよ? マジで。これも限定リソース系フェチネタですしね。コンパクトにまとめたヤツの方が、もっとフェチいってだけのことである。うむ。