ジョジョ/宇宙兄弟

ジョジョの奇妙な冒険・24話。傲慢なカーズに切羽詰ったジョセフ。でもこの辺のシーンってカーズが圧倒的に強いっちうワケじゃなく、単にリサリサさんが人質であるというそれだけのことではあんだよね。それであそこまで堂々たる悪漢態度を取れるカーズ様ってのも大概やとは思います。まあ今回のラストで首尾よく赤石を装着し、今度はちゃんと強力になって襲いかかってくるのですけれどもさ。

この期に及んでまで奇策と機転で切り抜けようとするジョセフは本当にぶれない。エシディシの時に引き続き、あんなもんリアルバトルで成立するかいなというロープマジックが楽しいねえ。でもミスディレクションを誘う為とはいえ、マフラーに火をつけるってのは確かにワケ判りません。こうしてアニメで見てると余計に不思議ではあった。おもろいからエエけどね。

そして相変わらずゲッスい演技の井上カーズが素晴らしい。来週の究極カーズ様の演技も楽しみですよ。でも両親の回想シーンはやっぱしタルいな。これは…話のつじつまを合わせるためという機能が前に出すぎているというか、まあしょうがないね。

宇宙兄弟・50話。新田さんの「戻る」宣言の理由はケータイの喪失である。あー、やっぱしあの描写はヒキコモリの弟さんだったのね。ま、これでアマンティさんの予言だか占いだかの信頼度が上がり、ムッタさんにとっての不安要素はいや増したのであるがそれはともかく。新田さんがムッタに対しずうっと「お兄ちゃん」という呼称を続けてきた理由の一端がそこにあるワケで、そこまで拘泥してたってことは彼の中でとても大きな要素だったワケで、そらもうあれだけ順位上昇を言い立ててきたことが引っくり返るほどだったワケで。その辺を勘案しないほどムッタはニブカンではない、ってこったね。

一応ケータイは発見できたものの、肝心の弟からの通話そのものには失敗した新田さん。次回でその辺の再展開とかがあるんでしょうけど、この作品の方向性からしてまあ、なんかかんかのフォロー的なオチは付くだろうとは思ったりする。…原作時の設定によるものかどうか判らんが、他の人たちは主にスマホっぽい機器なのに新田さんはフリップ式のケータイなのな。それとも何か理由があったりするんだろうか。

あと今回は星空の表現が妙に幻想的で、夜のシーンが多かっただけに印象に残る。あまり星の色としては使わないような色調を多用し、現実の夜空というよりはどこぞの夢幻郷のようなあの空ですよ。学生時代の英語の授業で読まされたビアス「アウル・クリーク橋」のラスト近辺思い出して、ワシ一人勝手に不穏な雰囲気を読み取ったりしたよ。