弱虫ペダル

弱虫ペダル GRANDE ROAD・6話。スタート前に煽りに煽る広島呉の待宮さん。まァ言うてみればレース三日目における「メークドラマ装置」的な役割であり、初日の大落車や二日目の田所さん体調不良と同じようなカテゴリですわな。ペテン師として落ちこぼれたちを言葉巧みに纏め上げ、大集団を形成して先頭集団に迫るというギミックは、スポーツアニメ(マンガ)的ハッタリにあふれててなかなか面白いと思う。…唐突な大蛇イメージと透過光エフェクトは流石に笑っちまいましたけどね! 何だあの巨大オロチ! かっこいい!

待宮さんの関智一が本当にエエ小物演技で、聞いてて一種の安心感があるくらい。確かに三日目の大きなゲストキャラではあるがそこまでベテランの声優さんが必要かしらとか思ってたが、なるほどこの演技力を見れば納得せざるを得ん。相手を自分のペースに巻き込んで同化してしまう、ヤらしい策士ぶりが際立ってますわなあ。そういうのの相手として、話す前にすっ転んだり天然でボケたりする坂道さんはペースブレイカーとして有効である。策破りとかドラマ運びとか、いろんな意味でね。

いろいろ押して出走再開の御堂筋クン、あたま坊主にして本気モードってのはあれ、やっぱタクシードライバーとかあの辺のネタでしょうかね。ま、のちのち更にヘアスタイルは変化してゆくんですけど。そういや翌年のキモい京伏新入生の人、やたらと相手の筋肉さわりたがるというキャラ付けは待宮さんが源流なのかしらん。