レコンギスタ

Gのレコンギスタ・7話。クンタラマスクさん部隊が強襲、その時メガファウナではクリムさんの手引きによってラライヤさんがGセルフに搭乗、ついでにベルリのお母んも宇宙から地球に落っこち中…とまあ、いろんな物事が並列して発生である。ラライヤさんがいつまでもふわっふわした飾り物ポジションではないだろうなとは思ったが、やっぱMSパイロットとしての役割が復活しつつあるようですねえ。Gセルフと関わってる時には退行症状が緩和されるっぽい、ってのは何気にキナ臭い。戦闘が日常のお人であったのかしらん。

エンディングでけっこうデカい位置占めてるからそうそう簡単には退場しないだろうとは思ってたが、先週の教官を見るとあまり安心もできないマスク兄さんである。クンタラであるということがある種のネガティブな活力になってんのは、敵として強そうだし危うくもある。しかしクンタラという概念がどこまでシリアスなものか、その辺はまだボヤけてんな。外見上で区別できないのはそういう設定か、あるいはヤバいからオミットした要素かしら。

今回のコンテは斧谷…まあ富野に再帰。部屋に帰ってきてカバの胸像の前で笑うお母んとか、MSでハイタッチして挨拶するとか、監督らしい引っかかりを持つ絵面が多くて面白い。…上と下でやってるからハイタッチじゃないな。ロータッチでもない…ハイロータッチ? まいいや。あとお母んは富野アニメのお母んにしては妙に親バカっぽくて面白い。田中敦子の声でかわいいオバハンやられるとちょっと、いいよね。

今回は新メカが複数出てきてて、我ながらガキ臭いとは思うが「おおおーいいねえー」とワクワクしてしまったよ。ジャハナムのいかにも量産型ザコっぽいたたずまいはワシ好み。いいねこいつ。そしてアーマーザガン! 山の稜線からぬっと顔を出すのはまるで怪獣モノの絵面だ。こういうゲテモノは実にガンダム世界らしくてよろしい。富野じゃないガンダムでもザムザザーとかゲルズゲーとか、あざとくもらしくてエエと思うワシですので。