ドラマ・アオイホノオ

●録画してたドラマ「アオイホノオ」を見る。あんまりドラマ見る習慣がないのでアレだが、なかなか面白く鑑賞させていただきました。当然原作のマンガとはまたノリも描写も違ってくるんだけど、ドラマならではの味わいというか…これ多分監督の作家性なんだろうな。悪くないと思ったりした。にしても、柳楽さんってなんか独特の俳優になりましたのね。あと庵野とか赤井とか山賀とかの雰囲気が妙に似てんのがそこはかとなく凄い。

劇中劇たる映像作品の再現性の高さがおもろかった。いや島本…もといホノオさんの映像作品は見たことないけど、あー多分ホンマモンもこんな感じなんやろなーという「素晴らしく素人くさいダメさ」が見事であり見てて痛々しかったです。パラパラ漫画はあれオリジナルのをクリンナップしたんだろうな。ほぼ一緒だ。あとOPの絵が写真で金田作画だったり板野サーカスだったりで楽しい。キューティーハニーの実写版で似たようなの見た気がする。

舞台は大作家…いやドラマではそのまんま大阪芸大ですな。こちらに身を寄せてた皆さんはどう思ったんでしょうね。ワシの経験ではテメエの大学がテレビに出てくるといろいろ「いやここは違う!」とか思ったりして、それはそれで楽しかったりすんですけどね。そうでなくてもあの、青臭くて余裕があるようでしょーもなくて自堕落ながら焦燥感もあって、という空気感はどの大学でもある程度共通するものだろう。特にこういう…その何だ…リアル充実人間からちょいと離れたところに居た者ならなおさらだ。うん、ドラマ化しちゃうと妙な角度から精神削られたりおもろかったり、いろいろ発見があることだなあ。…今後感想は多分書かないと思うが、見る分にはすこぶる楽しんで見ると思うです。ハイ。