鬼灯の冷徹/キルラキル

鬼灯の冷徹・4話。鬼灯さん警察に行く、と獄卒新人研修、の二本立て。前半の烏天狗警察話での新キャラは義経さん。この作品にはそこそこ珍しい感じのストレートなイケメンさんで、外見だけでなく性格的にも至ってまともなんだけど、ご本人はその繊細なキャラがどうも気に入らんらしく…ってまあ、別に牛若丸がムキムキにならんでもいいと思うんだけどな。想像するだに何か怖い…。怖いっちゃ朧車タクシーの勝杏里さんの怪談であるが、わざわざ稲川淳二の声真似してんのはご本人が1話冒頭でナレやってんのを踏まえた演出やろなあ。

後半はカチカチ山のうさぎさんが拷問のエキスパートとして登場。確かにまあ、あの話を顧みるに結構なショッカー展開ではありますが。鬼灯さんの言う「最近の趨勢に従って序盤の狸の所業をヌルくしてしまうと、後半の兎の復讐が逆に理不尽なものとなってしまう」ってのはそりゃそうだなあとか思う。「カチカチ山」とタイトルになっちゃってるから、兎さんの行動をヌルくもしにくいしねえ。あと「狸」と聞いて突然荒ぶる兎さんのシーンだけ、突発的にエエ動きしだしておもろかった。

キルラキル・16話。後半戦突入ってことで総集編かあ、この作品の場合やらないかと思ってたけど…と思ったらあっという間に片づけてアバンで終わってしまった。いやはや、そらそうなるよなlキルラキルだもんな。とは言え本編もどちらかというと状況設定と説明に重きを置いた構成で、アクション的な見所はそれほど無い。そんかしサツキ様とラギョウお母んの濃厚な近親レズっぽい絵とか驚天動地の生命繊維の真相とかヌーディストビーチの光る股間とか、別の意味での見所は多かったです。うーん、いろいろと工夫しよんな。

生命繊維は宇宙より来たりてヒトの進化を促ししもの、らしい。ラギョウさんはそれに乗っかって全世界に再度生命繊維を行き渡らせ、そして何かしようってんだけど…まあ世界支配とかそんなんやろな。本人の意志か生命繊維に乗っ取られてしまっているのか、その辺は判らんけれども。なんつーか永井豪…というより石川賢でありゲッターですなこれは。CM前のタイミングでミキスギ先生がいきなりゲッター悪役テイストの顔になってましたが、偶然ではなかろうて。

絵コンテは前田真宏、前回の樋口さんに引き続き元ガイナ人脈でんな。ミキスギ先生の生命繊維授業辺りがそれらしいっちゃらしかったでしょうか。ああいう象徴的でデザイン性の高いネタはお手のものですものねえ。…ラピュタのオープニングとか、前田さんもやってなかったっけと思ったがそれらしい情報が検索で引っかからないな。記憶違いかしらん。