キルラキル

キルラキル・9話。四天王連戦・緒戦はVS蟇郡のおっさん。さあ戦ろうかボケェ、ってとこで超巨大化してからの「戦いは午後一時からだ!」は卑怯だと思います風紀委員長。迫力と規律、実におっさんらしいっつか何つーか。んでまあ迎えたバトルですが、絶対防御の「縛の装」と攻撃がそのまま跳ね返ってくる「死縛の装」の前に大苦戦のりゅーこちゃんである。…攻撃を受けなければ自縄自「爆」で自分を鞭打つとか、極制服の中身はギャグボール装備中とか、奥の手に股間からの特大パンチとか、ガマのおっさんホンマ変態。大真面目に変態やってんので実におもろいんですがね。

てことで、1話まるまるガマゴーリさんとの戦いである。猿投山さんの時の一旦敗北してからのパワーアップみたいな、そこまでのコッテリ加減は無かったものの、ひたすらマジメ変態のノリでごり押ししまくる豪腕演出はなかなか。縛りや鞭、あるいは相手を型に嵌めることなど、ガマさんのキャラ造形から導き出される様々な戦闘ギミックのバラエティがよろしい。こういうシカケぶりが中島脚本のテイストなんだろうか。

敗北後滂沱の涙と共に割腹しようとするガマさんを押し留めるサツキ様。過ぎたるとは言え覚悟ある者には目をかけている、やはりこの人は悪役というより対立役ではある。この時の「お前の涙はお前が拭え」という先週からの呼応といい、自らで自らを律することというメインギミックは最後まで敷衍されてますのんな。ガマさんとはそういう人である、っちうのはよう判りました。

とか言いつつ予告見たらなんかガマさん出ずっぱりみたいなんですけど…。いささか影の薄い犬牟田さんがここでキャラ立ちするかの瀬戸際なのにねえ。あるいは予告でチラとでも見せられないほどのビックリ極制服なのかもな。な!