マジェプリ/ダンガンロンパ

銀河機攻隊マジェスティックプリンス・23話。作戦一旦失敗のピンチから、いろいろもろもろ紆余曲折のはてに作戦もっかい失敗、そして最後のスターローズ特攻に至るまでのお話。全編どころかここ数話ずっと空間戦闘のぶっ続きな状況だけど、どんどんと戦況が変化しーの各地局所でドラマが起こりーのでもう大変。メイン目的(ま、最終的に妨害されるんだけど)として大レーザのビーコン撃ちこみを据え、盛り上げどころとしてイズル・ジアート・テオーリアそれぞれを参入させ、背景に一進一退の大局を描写して全体の絵を仕上げる、とまあ脚本も凝ってんなあと思うことである。

その中でも今回のお約束主題として一番はイズル参戦でしょうかな。次に出撃したら死んでまうどォとか言われてるってことはつまり出撃しなきゃならない状況が来るってことであり、それはつまり絶望的な死出の旅なんだけど、イズルさんの前向きかつちょっと頼んないキャラクタを前面に出した台詞を置くことで過度な悲壮感を出させない。いちいち「アサギお兄ちゃん」とか言っちゃうあたりがなかなかあざとい。当然そのままのほほんと終わるとも思えないので重いドラマも待ち受けているんだろうけど…まあ、ここは微笑んで送り出してあげよう、っちう気になってしまう話運びがよろしいのよね。

そんな主役の登場に、不本意ながら一旦撤退するアサギさんの心中はいかばかり。そりゃそうだ、守るべき対象たるイズルを戦場に引っ張りだしてしまった挙句に殿を任せなきゃならないという状況なんだから。撤退勧告を受けての「…了解」の苦々しさはよう判る。がんばれお兄ちゃん。アンナちゃんもおうえんしているぞ。

…あと何だ、これはワシの勘違いかもしれんけど、途中ちょいとだけオペ兄さん二人…ジークフリートとジュリアーノの声が入れ替わってなかった? いや別にいいけど。うんまあいいか。どっちもイケメンだし、いいよね。

ダンガンロンパ・11話。承前の学級裁判開始であるが、今回のそれは今までと比べると少々様相が異なっている。被害者が誰だか明らかでない上に裁判開始の理路もイマイチあやふや。そして裁判の結果としてナエギさんが犯人と名指しされオシオキを受ける…ってこれマジで死んじゃうの? と思ったらAIの人が助けてくれました。キリギリさんの助けもあって復帰したナエギさんにより、最後の大裁判が開始されて…ってとこで続く。

ラスト近いってことで裁判そのものに仕掛けを施すという変化球での提供話。劇中でも言及されてたけど、既に「学級裁判」のルールを逸脱しかけていて割とぐだぐだである。これはモノクマ側の変節によるものか、他に原因があるのか。ナエギさんが犯人と決まってそのままオシオキまで進んでしまってんのを上記の如く「逸脱」と捕らえることもできるけど、この今回の殺人においてはマジでナエギさんが下手人であるというギミックもまあ、ありえるわな。その辺含めて次回以降、裁判の種明かしなるべしってとこなんでしょうけれども。

あとまあ、前も言うたけれど、モノクマさんがキャラ変わったってのが(中の人の強い個性のおかげで)あんましハッキリしないのは少々苦しいとこやなと思ったり。まあそういう細かいことを置いといての、のぶよおばはんの存在感の大きさこそがエエのではありますが。