ガルパン/新世界より

ガールズ&パンツァー・10.5話。そう、またも総集編である。よほどお家の事情が厳しいのだろうなあ、とか思ってたら最期に「これで終わり」って言った。私たちの戦いは終わらない! …打ち切りマンガみたいなことになってんなあ。これ、プロデューサやら監督やら、結構各所に頭下げんならんのと違うやろか。ワシ個人としては楽しみにしてたシリーズなので、楽しみに待つ所存ではありますけども。

さて内容、今回は遅ればせながらのルール解説に対戦相手に新規参入戦力、などなどについてのお話。「フラッグ装置の導入で安全になりました」ってのが地味に怖い。このハイテクシステムの無い時代はそれ相応に危険な競技だったことなのであろう。んでもって対戦校紹介ですが、ある種の期待にたがわず「置いといて」されたアンチョビさんも然りながら、各人プロフィルの「日課」項目が面白い。カチューシャさんが「ぶら下がり健康器」、ノンナさんの「カチューシャ観察日記」ってのが何というか、BDやDVDのおまけ映像というよりはもう二次創作ネタのノリじゃよね。

あと、戦車紹介にてP虎についてすっげえ微妙な反応してた西住どのの気持ちは割と判る。でも大丈夫だって。エレファントもちゃんと戦績残してるらしいし、イケるイケる!

てことで、うーむ。総評ってワケにもいかんよなあこれじゃ。三月の特別番組が予定の最終2話だと期待するしかねェなあ。

新世界より・13話。「弱い鎖」のマモルさんは、自信も才能も無いよってに粛清におびえるのである。それはあながち被害妄想ではなく、粛清者たる獰猛獣を実際に見かけたことでとうとうこの地を逃げ出すことへと繋がる。そしてそのショックは、封印されたある記憶を呼び覚まし…というね。

さて、ここまでマモルさんが内部へ縮退しちゃうと復帰や回復の目はちょっと難しいなあ。このままこのコミュニティで過ごしてゆくのはちょっと難しい…。というか、能力的に惰弱な者を排除するってのも教育委員会だか倫理委員会だかの仕事なんだろうか。先の業魔・悪鬼の予防排除とはまた違う側面の行動ではある。弱者死すべし、我らが組織には君のような者を生かすためのリソースなど無い、か。

サキさんとサトルさんが割と冷静に、機転と推理を利かせつつマモルさん追跡をしているのに対し、マリアさんはどこか余裕が無い。元から情感豊かな人ではあり、マモルさんに対して愛情を寄せているからでもあろうけれど、なんかこう…危うい感じがするなあ。以前マモルさんと一緒に粛清のネコダマシ見てることもあるし、大丈夫かしら。

元からちょいと独特のフラットで影の少ない絵柄スタイルであり、回によって結構テイストに差がある本作ですが、今回はまたスキーシーンやらエフェクトやらで結構カッチリと動き回ってて目に楽しい(作監佐々木守)。あとあのバケネズミさんの名前はスクォンクか。そういう幻想動物居ましたねえ。確かビビらせると泣いて溶けちゃう小心者動物だっけか。ワシはカルドセプトで知ったんですけどね。