迷う人生のワシ

●こないだガッツリと肉が喰いたくなり、検索したらステーキメインのファミレスが近場にあるのを知る。ネット地図見ると1kmちょい。これなら自転車で問題ないなと行ってみたら自転車じゃ通れない道である。狭いとか怖ろしい部族が住んでいるとかじゃなく、自動車専用の道路ばっかなのであった。そうだ、この店近辺は交通の大きな結節点で、車線数の多い道路が並走し立体交差してるようなエリア。自転車で移動するには厳しいんだ。

しょうがないので幹線道路使って大回りしつつ店には着いたが、折角の距離のアドバンテージがだいぶと失われてしまった。スマホやパソにて再度マップを見るが、なんか知らん「自転車でのルートはありません」とか出よる。歩きなら歩道橋がイケるからそれを提示してくるんだよな。ワシの自転車軽いから歩道橋も持って行けんこたないけど、それはねえ。

●なのでヒマな日である本日、散歩…散自転車がてらエエ道ないかなと探しに出る。前にも言うたけど方向音痴には一定の信頼性があるワシであるが、急ぐ理由も無い状況であればそれもまたよし。紆余曲折した末に「これなら近いな」と思えるようなルートを確保。結構高低差があったりして少々脚力は使うが、まあよろしいわってことで。

しかし何ですね、最近よく街歩き番組とかやってて、タモリさんがブラブラしたりしてんのを見たりもするんですが、こうして目的地オリエンテッドじゃない行動してると確かに、その辺の構造構成がなかなか興味深いのな。なんでここはこんなに高低差あるんだろうとか、この道の湾曲はなんだろう…ああ、あっちに低地の池があるからそれにそって道ができてんのかとか、そういうのが楽しい。

今回は住宅地を横切るようなルートを確保したけど、この辺の住宅地のカオティックな構成は何なんだろうねこれ。道の曲がりや交差や坂道など、計画整地には程遠い有機性があってなんかすごい。おかげで方向音痴には厳しい土地ではありますけれども。「あれ…知らんうちに向いてる方向の認識が90度近く違う…」ってのが複数回ありました。開放性のパニック映画だとすぐ死ぬか、パーティを破滅に導くタイプのキャラだなワシ。