ジョジョ/宇宙兄弟

ジョジョの奇妙な冒険・7話。タルカスとの決着、ツェペリさんとの別れ、そして更なる勇者との邂逅。バトルを盛り上げつつも必要以上に時間を割かず、ツェペリさんとのシーンにできる限り尺を取ろうとしている意図が読めますな。確かにこのおっさんとのドラマは第一部のキモの一つではありますし。にしても、鎖による人体両断をちゃんと描写してたのが目を引いた。てっきり真っ黒けのカゲか何かで規制されるかと思ってたけどね。あと「私ィの赤ちゃァァん」もカットされずやリましたか…ううん、がんばってんなあ。

後半はダイアー・ストレイツォ・トンペティの参入である。まあ基本的には賑やかしに近い面々ですけども、しかしこれはワシの記憶の中の印象なのであり、アニメで再見したら大活躍でビックリ! ってなこともありえんでもない。期待しておこう…ってか、ダイアーさんって今見るとこんなキャラデザインだっけか。なんかこの場にそぐわないなあ。

ダイアーに武虎・ストレイツォに飛田展男。どちらもイメージによく合っていてよろしい。武虎さんはホンマ、色んなところでシヴい役回りやっててよろしねえ。あと飛田のおっさんは今後結構演技的見せ場多いし、こちらも期待しておこう。

宇宙兄弟・33話。日本人初の月面着陸者・ヒビトさんの姿は一大イヴェントとなる。日本中が見守る中、大きな一歩を踏み出した彼が発した名言とは…っちうお話。いや、いいじゃんね「いえーい!!」もね。要するに「ヒビトさんが月着陸船から月面に降りる」というそんだけの話で30分足らず。のんびりというかタップリしてるというか、まあゼエタクな構成のアニメではある。

ムッタさんからのビデオメールにて、ヒビトさんはアズマ飛行士がヒビトに対して全く含む所も無いヨというメッセージを受ける。まあヒビトさんのことだ、その辺もほぼワカってたとは思うが、こうしてわざわざ伝えてくれるムッタさんのキャラもあってのエピソードではあろうな。月面に降りて大ジャンプのいえーいの大騒ぎの、というヒビトさんに(ムッタですら)ビックリしてる中、ただアズマさんだけがニッと笑みを浮かべつつ見守っている、てな図式がよろしい。

今回は無生物側の主役であるお月様がばんばん出てくる回だけど、流石にエエ美術仕事ぶりだったなあ。大気が無いことによる強烈なコントラストにて浮かび上がるデコボコが美しい。折角だから宇宙船や月面施設もあんな感じのコントラストならもっとカッチョ良かったと思うんだけど…まあ、その辺はアニメの見た目の普遍性を採ったってとこでしょうかね。