ジョジョ/宇宙兄弟

ジョジョの奇妙な冒険・8話。吸血鬼どもを乗り越え踏み越え、やっとディオと対決決着する話。ま、このあともう一戦あんですけどね。こうしてまとめて見ると何ですな、ディオさんの性格…余裕のあるときはとことん上から目線だけど一旦崩れたらとことんゲス、というのはこの頃から一貫してるんですな。スピードワゴンさんも喝破してるけど、この人の本性は下品側なのだ。そういう辺りがまた、ディオさんのキャラの面白さでもあるのだけれど。…劇中でカリスマが云々ちうてた人たちは彼の一面しか見ていなかった、のだろうて。

怪人ドゥービーやジョーンズたち四人衆など、キッチリと盛り込んでくるので各々のバトルが若干アッサリ気味なのは毎度ながらちと残念。おかげでダイアーさんがものすごく瞬殺されてたの…はまあ、アレは原作でもそうだっけ。まいいや。しかし第一部クライマックスってことだろうか、作画がまた一段と濃いものになっててほとんど北斗。この頃は原作も北斗テイストでしたっけね。そしてキャスト陣も大いに気合が入っておられ、なんか熱気にアテられそうである。

あと、首に指が刺さってるのも規制対象になるのね…。それくらいは別にエエんと違うかなと思うけど、何か判断基準があるんだろうかな。

宇宙兄弟・34話。前半は月面の様子、ヒビトさんは相変わらずお気楽でイージーゴーイングすぎる軽さを見せている。月面はスキップなら進みやすい、って何かそういうネタを訊いたことあるような気がするが思い出せないのでいいです。あとあんだけ「誰が宇宙服を脱ぐんだ」で引っ張られちゃ、そらヒビトさんがすでに脱いでるって結末だと判るよなあ。…しかしここまで順風満帆だと何か、どこかでトラブルが発生するフラグなんじゃねーかとか邪推してしまう。あの謎の光はその予告となるか、あるいはもっと別の事件なのか。

後半はそれを地べたから見上げるムッタさんのパート。月のヒビトについてあれこれ思いつつ、さて次は自分の番であり宇宙飛行士採用試験の結果来いやァ! ってとこで自分の運についてヤキモキしてる小市民ぶりが彼らしい。日々の生活でじつにしょーもない幸運が連続したことで「もう運を使い果たしてんじゃねーか」と落ち込んでるのは…うん、後ろ向きにも程があるけど、いざ大勝負の前となるとそういう気分になるかもしれない。人によっては「おおっ今俺波に乗ってるぜェ!」と喜ぶところだろうけどねえ。