ニャル子さん

這いよれ!ニャル子さん・10話。イスの偉大な種族来襲、その後編。精神交換したクレイさんとヨイチさんを代理ボディとして繰り広げられる大戦闘…つったって、宇宙CQCジャマー・キャンセラー・ブレイカー・イレイザー…と延々続く妨害競争がソレなんですけどね。このバカチンないたちごっこ、案外と現代電子戦では似たようなことやってるからなあ。ECMに対するECCMに対するECCCM…ってな具合ですよな。まあいいや。

そんなこんなでイスたちの背後から真のラスボスが出現する。それは宇宙児ポ法を、いたいけな宇宙児童を、そして宇宙天下り先を守るために働く宇宙お役人様でした…という、マヒロさんの感想どおり「しょーもないオチ」であって実によろしい。合間々々に斃れたフリしてマヒロさんにベロチューカマすニャル子さんがやっぱりヨゴレキャラでこれまたよろしい。しかし考えてみればこれ、お互いに「自分の体とちゅーしてる」っちうことになるんだよな。内面的にカオティックなニャル子さんはともかく、マヒロさんからしたら堪ったもんじゃねーですよね。…これでナルに目覚めたりしたら、それはそれでおいしいような気がせんでもない。

バトルメインになると失速気味になる本作だけど、今回はあちこちの要素からバカっぽい雰囲気が漏れ出てきてたので結構おもろく見させていただいた。そうそう、こういうしょーもないアクション話でいいんですよ。…宇宙お役人様に飯塚昭三。もう結構なお年だと思うんだけど、相変わらずの押し出しの強いお声であってホレるわあ。ご本人もこういうギャグ色の強い演技、割とお好きですよね。