Fate/イカ娘/ガンダムAGE

Fate/Zero・7話。好き勝手に人を屠りまくるキャスターを討伐せんとする皆さん、である。したがキャスターさんの行動目的はただ一つ、ジャンヌ・ダルク(だと思い込んでるセイバーさん)だけ。卑劣極まりない「愛」の嵐にピンチのセイバーさんだが、そこに介入してくるランサーさんであって「勘違いするな俺はお前をうんぬんかんぬん」というね。まァたこの兄ちゃんは、マスターに怒られそうなことを…。そら大概の女性も一目でなびきますわいな。


ランサーが来るってことはマスターのケイネスさんも居るわけで、まああの大爆発でオシマイってのも味気ないのでそれはよし。「外道魔術師」のキリツグさんをどんどこ追い詰めるケイネスさんだけれども、さて…ラストシーンにおけるキリツグさんのあの笑みは如何に。何やら切り札でもあるんでしょうなあ。じゃないと今までの行住坐臥張り詰めている彼の描写がムダになるしね。


…とまあ、メインストーリーもともかく、前座のライダー話がまたもや面白い。大戦略のTシャツ着て大喜び、お外に出たい出たいと駄々こねるライダーさんはホンマ大丈夫なのか。ズボンズボンってそんなにズボン好きならズボンと結婚してファー様のツメの垢でも煎じて飲みなさい! シッカリ通販にも順応してる辺り可笑しくてしゃあない。「じゃーん!」じゃありません!


侵略!?イカ娘・5話。イカちゃんとラジコン・イカちゃんと七夕・イカちゃんの一人遊び、の三本。それぞれ(この作品にしては)割と構成のしっかりした「お話っぽいお話」だった印象。Aパートのラジコン話は、イカ娘屈指の気まずい悲しいシーンが出てくるのだが…普段がああいう調子のイカちゃんだけに、いざこういうシチュエーションになったら健気でかわいそうで結構クるものがありますなあ。


Bパートの七夕は、やっぱしムダに小学生人気の高いイカちゃんを見る話なんだけど、ちっともさりげなくないスタッフたちの短冊願いが白眉なん…だろうなあ。水島総監督の「シャレのわかる世の中になりますように」もともかく、スタッフ一同の執拗な「三期できますように」攻勢が割とマジっぽい。うん…かなうといいね…。


Cパートは一人遊び話。ま、前シーズンでもカサに名前付けて感情移入してたり、イカちゃんの一人遊び能力には定評がある。それはそれでなんか悲しいが、まあよし。…小学生に引っ張りイカの話の後にこんなんやるのが面白いわなあ。


機動戦士ガンダムAGE・6話。ファーデーンなるコロニーにて、何やらヤクザっぽい人たちの抗争に巻き込まれる話。それまで割と普通の風景だった街に、いきなりザクっぽいMSがわらわら出てきてドンパチやりはじめる。…にょきにょき出てくる第三新東京市みたいな大掛かりな隔壁は、西部劇とかでイザコザが始まったりするとみなバタバタと窓の鎧戸閉める、っちうあのノリなんだろうな。んでまあ、グルーデック艦長はヤクザのかたっぽの勢力と接触して違法に武器を手に入れようとする、と。ふうむ。


二大ヤクザの抗争の背景として過去の戦争が語られるが、これってこのコロニーだけのエピソードなんだろうか。その戦争歴史がUEたちの存在と何やら関わってたりしたらおもろいのだが。このまま設定を使い捨てでもそりゃかまわんが、何か勿体ない気がするしねえ。


あとまあ、今回も知らんうちにガンダムを持ち出されてたディーヴァさんとこご一統は流石にどうかと思う。軍機も軍紀もあったもんじゃござんせんな! これはもう始末書ではすみませんぜ旦那! って艦長が艦長だからどうでもいいか。


今回はいろんなMSが出てきて、それだけで割と目の保養といいますか、にぎやかしくて良かった。上記ザクもどきもエエけど、やっぱし本命は作業用MS・デスペラードでしょうなあ。かなり早い段階から設定画だけは公開されてて、個人的には「どうも中途半端なデザインだな」とか思ってたけど…いやあ、ここまで活躍してくれたらよろしいよもう。ヒートツルハシとヒートスコップで武装し、焔の中歩み去ってゆくあの背中。操縦席にはレバー4本。ああ立て万国の労働者。…MG辺りで「オラデス選手権」とかやりませんかね? その前にキットが発売されなきゃならんか。これはハードル高いな!