Fate/イカ娘/ガンダムAGE

ベン・トーはなんか急にめんどくさくなったのでリタイア。この近辺曜日、本数も多いしねえ…。他の日にやってたら普通に見てたとは思うのですが。すんませんねえ。


Fate/Zero・5話。ドタバタやってるセイバー/ランサーの間に割って入ったライダーさんは「黙って俺についてこーい!」と突拍子もないことをのたまうのである。そんな状況に引かれるようにアーチャーさんやらバーサーカーさんやら、なんかもうてんこ盛り状態でどうしましょう。というお話。


基本的には上記のとおり絵的にも話的にも具が多くてとても楽しい回である、のだが…うーむ! しかし! おいしいところは全部ライダーのイスカンダルおじさんが持ってっちゃった感があるな! 度を越した英雄気質と豪快さのおかげで、このおっさんが一言喋り一行動起こすだけで話が展開してしまう。脚本の筆がノリノリといいますか。「戦場の花は愛でる性質でな」がカッチョ良すぎるよ。


んでもってそのワキ、違和感と謎を残しつつその強さも印象付けたバーサーカーはともかく…ギルガメシュのアーチャーさんはなんかエエトコなしでしたねえ。いやマジでホンマに強いお人なんだろうけど、攻撃を無効化されようが雲行きが怪しくなろうが極端な上から目線を改めないもんだから、何というかその…言うたら悪いけど、三流悪役みたいンなってましたぜ? 公式的にもそういうキャラなんスか? 挙句の果てに「今日はこの辺で勘弁したるわ」と池野めだかメソッドにて去ってゆく。うーん、様式美。いやそうじゃないけど。


てことで、各陣営が一同に会した贅沢な前哨戦、っちう趣の回でしたね。このまま正面からのバトルが続くとは思えないのでいろいろとヤーなことが起こりそうではあるけれど。それも含めて「今後が実に楽しみになる」という、良い盛り上げ話だったと思うよ。


侵略!?イカ娘・3話。イカちゃんとアレックス・イカちゃんとレディオ体操・イカちゃんとライフセイバー、の三本立て。前二つがギャグでケツがそこそこエエ話でシメ、という収まりの良い構成。んでまあ、AパートのヘタレアレックスもCパートのゴロー話も面白かったんだけど…今回は真ん中のレディオ体操ですよね。


水島努おっさん自らが出る、ってことで脚本担当。ついでに「レディオ体操振り付け」っちう役職もついてたが、これ普通に脚本の範疇だよね? しかしわざわざ肩書きを掲げざるを得ないほどに、この体操コントの身体的スラップスティックギャグは冴えていた。流石総監督。そしてそれにキッチリと合わせてくる作画も素晴らしい。死屍累々の結果一人だけ離れて体操させられてるイカちゃんの絵、というオチが決まっていたな。おもろかった。あとイカちゃんかわいい。


機動戦士ガンダムAGE・4話。ごく短いコールドスリープから目覚めた小野大輔の人が出現する話。登場いきなりしり見せのねこみみ青年、というどこに何をアピールしてんだかよく判らないシーンからスタート。どうやらMS操縦技量は高いらしいが、人の話を聞かず手前勝手でナルシストというめんどくさい性格の人。…白い狼っつっても別にシン・マツナガさんとは関係は無い。多分。


とは言え「鬱陶しい大人」という立ち位置ではなくて、どちらかというと「フリットさんの土俵上で言い合いしてくれる」人であり…エエように言えば少年の心を忘れない、アカン言い方するならガキっぽいお兄さんだ。うん、このガキ臭さはエエ感じに辛気臭くなくて良いかもしれない。実際割と便利な使い方されそうなキャラの人で、空気読まないガキ言動するかと思えばイザって時には総合的判断で戦況を救う、というね。


あの白いジェノアスは個人的にかっこいいなと思ったので、できたらあのまんま使い続けてちゃんと強い、っちうキャラになると面白いんだけど…乗り換えちゃうんだろうなあ。


フリットたちの音信が途絶えた時には艦をそこに向かわせず、敵が一杯居ると判ったら救援に向かう、という艦長の行動がちょっと意味ありげな気がした。敵の人たちと因縁というか、何らかの知識があったりするのかしらね。あとこのガンダム世界のテクニカルな部分はよう知らんけど、どうも有視界で索敵してるらしい(「メインカメラ」に付着した塗料を振り払ってキョロキョロしてる)敵の人とか見ると、ミノフスキー粒子とかそれに類するものはあるのかもしれないな。