ラストエグザイル

ラストエグザイル-銀翼のファム-・3話。先週までの大騒動を受け、今回はちょっと落ち着いた雰囲気で各陣営の事後処理と気持ちの整理を見せる話。まずは連邦側、戦闘時には少々類型的な「悪の敵国家」という雰囲気だったんだけれど、(多分実務はほとんどやらないであろう)歳若い元首との最高軍議シーンやらでそれ以外の面を見せたりする。国家なんてのはとてもじゃないが一面的に測れはしないのは当然だが、虚構作品にて「そういう見せ方」をする方針なのだな、と判らせてくれてるワケでしょうね。…将軍たちが最高元首直属の為政者でもある、っちう国家体制なのね。武の国なのだな。


んで空族側は、傷心の妹姫様がムチャやりつつ心の整理をする話。ついでにこのコミュニティについてちょっとした説明とイヴェントも加えて、ってとこ。ファムの言う「レース」がラストへの布石となる要素なんだろうな。ベタだけど、波乱万丈ののちそういう話で終わったら確かにキレイだろうなという気はする。…あとなんべんも言うてるけど、ワシこの「機械油のにおいのする空のコミュニティ」っちう雰囲気にとことん弱いようですわ。こいつらの生活見てるだけで、割と満足かもしれん。


細かい上にしょうもないことだけど、姫様の器を持ってった空族の人とファムたちの「お母ん」役の人が両方本田貴子さんだったので一瞬戸惑ってしまった。え? お母んどっか飛んでいったんと違うの? ちうか太った? とか。うん、些細な事です。あと冒頭の連邦戦闘シーン、二人の将軍見てて何となくロイエンタールとミッターマイヤー思い出したり。短髪の方、沈着冷静でちょっとオッサン入ったキャラってのは福山としてはちと珍しいかな。