海月姫/屍鬼/荒川

海月姫・8話。物置から古いもの引っ張り出してフリマで販売のご一統である。この、昭和時代の引き出物のデザインがホンマに懐かしくてなあ! あったよなーこういう鍋とか食器とか! この辺のものに対し「おおレトロでいいね」じゃなくてガチでノスタルジィを感じちゃう辺りでもうワシおっさんだよなあ。昭和は遠くなりにけり、か? とか言ってるうちに、関係ない月海さんの海月ぬいぐるみの方が売れてしまうという状況に。そして、蔵之介さんはある決心をするに至る…っちうね。


一方の修さんはめんどくさい稲荷姉さんに絶賛つきまとわれ状態である。「あなたの欲しいものは天水館の権利だろう」と、修さんは正しく認識している。さあて、この真っ直ぐさを利用されるのか、それとも突っぱねる方向にゆくのか。…にしても、買収に極端に弱かったり致命的なうっかりミスやっちゃったり、子安さんの運転手はホンマにがっかりイケメンやな! いろいろとベンリそうなキャラだ。


さて。上記フリマ経験(と蔵之介さんの個人的トキメキ体験)を経て、蔵之介さんは月海さんとオリジナルのドレスに着手しようとする。そうね、フリマで物を売る程度では屁のツッパリにもならんだろうが、ブランドとしてドレスを売るならば何とかなるかもしれない。…その状況に導くに至る存在が二人とも「母の記憶」で共通してんのな。うーん、これで物語の下準備は整ったか?


屍鬼・19話。久川綾の奥さんはとうとうその命脈を絶たれてしまう。ここに起き上がりと人との関係性は逆転の機を迎える…ことになるのだろうか。人の側も一枚岩ではないにせよ、敵対者を狩る組織も発生して本格的な殲滅戦の様相。祭りの面をかぶり、杭もて敵に襲い掛かる人々。あちらも鬼、こちらも鬼。屍鬼と生鬼の殺し合いである。


多分ここから相当にエゲツない話になってゆくのだろうけれど、その前の段階だからだろうか、相変わらずスッとぼけた描写があったりしてなんか和む。特にマサオさんね。一人で何とかホラーな雰囲気を出そうとBGMやバキエフェクトまで背負って頑張ったはんねんけど、メグミさんに一瞬でチャラにされちゃうのが可笑しい。何をどーやってもマサオさんやなあ…屍鬼狩りの状況下でもこんな演出のままだったらかなり尊敬するが。


他にもやっぱし一人だけ登場アニメ間違ってる大川のジジイとか、同じくやっぱしヤスヨさんはしぇくしー極まりないランジェリー姿だったりとか。うん、ゼヒ勘弁してください。


荒川アンダーザブリッジ×ブリッジ・12話。1話分丸々使って荒川河川敷王様ゲーム大会、という名前の最強決定バトルロワイヤルである。勝利した人間は一つだけ言うこと聞いてもらえるという、そこんとこだけは王様ゲーム的なギミックがオチとして効いてくるのだろうけれど…ああ、リクさん早々に落っこちてしまいましたか。まァ「みんなに敬語を使ってもらう」てな心狭ーい望みではしょっがねーですけどさ。相変わらず自分に恃むところ大なるリクさんであり、物語の端緒役としてしょうがないことながら学習能力の無いお人である。ある意味、かわいそうではありますな。案の定星の人と共倒れとなるリクさんがヘボかわいい。てか毎度ながら星の人と仲エエな。


予選と本選とで出場人員を分けているのだけれど、これがまたエエ感じに本選メンツが絶望的戦闘力の人ばっかし。純粋な戦闘能力で言うならばマリア・シスター・ステラの三つ巴にしかなりえない…まあぶっちゃけマリア姐さんしか無いだろうなあ。村長の謎能力やラストサムライの刀程度ではちょっと勝つ目が見えない。てことで、予選から上ってきたP子が意外にも漁夫の利を…って展開かと思ったらちばてつや的な見せ場をもらって退場していきました。ま、ね。そらムリだよね。さて決勝の栄冠は誰の手に…って続くんかーい! おい! TVの前で普通に突っ込んでしまった。ワシの負け。


決勝のナレーションに当然の如く立木文彦。もうこの為にキャスティングしたんじゃねーかって程のネタですな。各キャラの二つ名のソレっぽい胡散臭さも良かったっす。