パンスト/そらのおとしもの

パンティ&ストッキングwithガーターベルト・7話。今回はやっぱしAパートのトランスフォーマーパロディ話でしょうねえ。昨今こういうネタ話を作るとなれば、どこまで本気でバカをやれるかってとこに焦点が当たるのだけれど…そこは流石にガイナックス、このテのアプローチに抜かりはないわ。


とりあえず、ワシらが一番印象に残っている「ちょっとヘボっちい作画」をかゆいところに手が届くセンスで再現したのは大いによし。そうそう、なんかこんな感じだったよねえ。衝撃で地割れが走るシーン、BGそのままで裂け目だけ作画されてバリバリ割れる、っちうあの雰囲気よなあ。んで、一瞬出てくる「昔の良作画」のトコも良し。そのあとネジとドライバで(ちっともヌけない)えろシーンに突入しちゃうんですけどね。まあ。


超ロボット生命体みたいなお二人に当然玄田哲章加藤精三。私にいい考えがある! だ。加藤御大は流石にお声がしんどそうだが、それでもすんげえ楽しそうではありましたな。…検索したら現在83歳か…。今後ともご健勝であれ。ぜひとも。…あ、前半がアレだったので言及は少ないが、後半も面白かったですよ? 賭けるものが無くなって着てるもんを売り始めてあわや最後の一枚で大勝利するも、敵のゴーストをヤッツケるためにフツーにぱんつ脱いじゃう、っちうネタがこの作品らしい頭悪さで最高でした。そういや今回千葉繁さんは出てこなかったな。もし出てきてたらトランスフォーマー悪の首領揃い踏み、だったんですが。
 

そらのおとしものf・7話。アストレアさんとニンフさんのバカ話かつエエ話、を踏み台にしつつのシリアス展開。今までの失敗に業を煮やしたか、三木眞の人はかなりアレなエンジェロイドを派遣するのである。カオスという名のそのお嬢さんは、愛生声で敵をいたぶり倒すことに特化している強敵。…それでもやっぱし素直に言うこと聞かず、枉がった「愛」の知識を優先させたりしてね。どーもエンジェロイドさんってのはどっか命令を聞かないっちう傾向があったりすんだろうか。


カオスさんはシェイプシフターの能力を持つ。そのまま相手を殲滅する程度の力量はあるようだが、わざわざ変身していらんこと言うというめんどくさい行動をとるというめんどくさいお人。「遊ぶ」という単語を多用したり、また夢を見る機能を持っていたり、たぶんその回りくどさこそが彼女のアイデンティティでもあるのだろうな。さて、そこが強みとなるか隙となるか。


冒頭のバカ話の、スイカをすっかり喰っちゃったニンフとアストレアさんがそのままほったらかしなのは大丈夫か? ちゃんとイカロスさんに許してもらいましたか? 勝手に手塩にかけた作物取っちゃいけまへん。あと、フォックス姉妹もコティングリーの妖精も結構アヤシゲなアレですよスガタさん。ま、その背後に誰かいたのでは…っちう推測はアリっすな。