屍鬼

屍鬼・3話。基本的にはまだまだ状況設定の段階、わわーっとエライことが起こりそうな「内圧」を感じさせるための回。その中にあって尾崎医師が一番「現実エリア」での俯瞰的立場に近そうですね。似たような立ち位置だったイケメンぼんさんは、ここにきて「耽美ィ小説家」という少々ヤバい看板を明らかにしてしまったしなあ。ま、メインキャストとしては残りそうな風情ではありますが。


その小説坊主・静信さんの所に来るは洋館の娘。色々と見透かしたような物言いと人形のような外見の、まァ要するにキーパーソンではありましょうな。特に目を引くのはその外貌、特に目。ハイライトの無い目の描き方ってのはようあるが、ここまで真っ黒けっけの、深く昏い孔のようなデザインってのはちょっと無い。一応静信さんが普通に接しているので「あ、怖い人じゃないんだ」と判るけど、これ、何の説明もなく出てこられたら確実に人外の徒だよな。いや、美人っちゃ美人ではあるんですがね。


その両親、洋館の主たちも並ではない。当然ながらデザインもスゲエのだけれど、GACKT折笠愛の夫婦ってだけでもう大概だ。動員ではない学徒さん、結構エエ演技してんな。流石。…あと使用人の高木渉さんのエピソード含め、「相手に招待してもらう」っちうことがキー行動として見られるが…ふうむ、これはやっぱ、彼らは西洋的ヴァンパイアってことなのかな。