パンスト/そらのおとしもの

パンティ&ストッキングwithガーターベルト・6話。どうやらお話のちと深い部分に関る回のようで、スタート以来初のABパート両方で1話という構成。そして今回のお相手はゴーストではなく…いや、出てきたと思ったらすぐ裏切ってすぐ死んじゃった愛河さん声のゴーストは居たけど…、その上部存在らしき「悪魔」の方々である。


シリーズ中盤のヤマ場らしく、特にBパートのアクションシーンを中心に作画・演出にものすげえ労力が注がれている。純粋にアニメーションとしてよく動き楽しいってのもあるが、まずアクションの構築/見せ方がエエよな。隣り合う便器から手とガンだけ出してお互いに弾雨叩きつけ合う初っ端から、派手な破壊と振り付けの立ち回りや視点移動のカッチョ良いカーチェイスまで、アニメらしい無茶な表現とアクション設計の連鎖の凝り方がとても気持ちよい。


悪魔娘お二人に藤村歩小松由佳。藤村さんはこの作品における便利屋やね。小松さんはよく存じ上げなかったのだが、主に吹き替え畑でやってはる方のようで。ぷりきゅあもやってますがね。そして上司…市長? 役に千葉繁。こちらでは往年の暴走キャラ系ではなく、得体の知れない悪役を雰囲気たっぷりで演じておられるな。…「まだ」、という修飾語がつくのかもしれないが。


あんま本編とは関係ないけど、天使姉妹が落っことされた最下層学級がまた、ワシのツボにドンピシャで困ったりした。単に成績劣悪教室ってだけじゃなく、何か独自の低層社会を築いているようなドロドロ加減が最高っす。地下組織フェチのワシ大喜び…まァ、あの数カットだけであとは本編にも出てこないだろうけど。あと、あの唐突なカリ城パロディは何でしょうね? 深く考えたら負けか。


そらのおとしものf・6話。冒頭いきなりウサギ小屋で食事中という、実に残念なアストレアさんから開始。ザルッザルな転入手続きを経て彼女も学生役として活動開始の巻である。転校生として紹介されて「羽があるわ! かわいい!」で済ましちゃうクラスの皆さんも皆さんだとは思うが、まァこのアニメだし、もうそういうヘンテコ状況に耐性は付いてますか。


てことで、本編はまたもやの会長主催イヴェントモノである。何でしょうね、会長はアストレアさんをヘッポコバトルさせることにオブセッションでもあるんでしょうか。今回はアップダウンクイズネタなのだけれど、主催者の会長自ら先陣切って落下バツゲームを受けちゃう、という流れを見るに…さて、ちょっとキャラに隙ができてきたのかしら。プロレス回でも結構劣勢に立ってたしな。


案の定素晴らしいヒールぶりを見せつけてうんこまみれバツゲームなトモキさんはご苦労さんである。後半大逆転するに見せかけて、自分の(えろ)信条と命運をともにして敗退してゆくシーンのバカ感動ギャグは良かったりした。そして…何ゆえエンディングテーマがXボンバー!? 懐メロチョイスにしてもオカシイよ! いや、確かにスゲエ懐かしかったけどさ! ↑ソルジャー ↓ソルジャー →ソルジャー インザスペーェス。