けいおん/ハガレン

けいおん!!・7話。ミオさんが朝から感じている視線の主は誰か。ストーカーか? ストーカーなのか? …なあんだやっぱしストーカーでした。てことで、いつの間にかできちゃってたファンクラブの人柱としてミオさんが一人エライ目に遭うお話。ちうか視線の原因としての「髪の毛に商品シール」に部員誰も気付かないのはどうよ。…あ、ユイさんはいいです。貴方はそのままでいて。


まァ当然の事ながらこの作品内においては「いつものミオさんビンボ籤萌え話」として成立してんだけど、うーん…ここまで大仰なことになっちゃうとどーもイジメっぽい構図になるなあ。本人がこういうの苦手なキャラだし、尚更。当然こんな感想はワタシの過剰反応に他ならんのは承知してますが、誰一人としてこのいわば「悪乗り」状況に疑念一つ差し挟まないってのはちょっと、って気がせんでもない。…あずにゃんですら「ファンクラブ総元締めの先輩が来ないのはおかしい」としてファンクラブのお茶会自体は肯定しているもんなあ、って彼女は常識人の前に「ミオさんラヴ」な人だっけ。まいいや。


スライド見てるシーンで、椅子の上でちんまりと振り返っているミオさんがかわいかった。寄る辺ない状況下での子犬みたいな風情、そらまあファンクラブもできようかなあって気もしました。うん。あとこの学校の「後輩さん」ってのはみんなああいうジミカワいいキャラなんですかね。あれこないだのジャズクラブと同一人物さん? レギュラーキャラと並ぶと、明らかなデザインの差異が何というか、ゲームやアメコミのクロスオーバーものみたいだ。


鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST・58話。ラースVSグリード、その決着…と言うよりはラースさんの戦線離脱、と言った方が正しいか。ヘタレ将校の言うとおり、ブラッドレイがアレで終いとは思えない所ですしなあ。それでも一応目の前の巨大な脅威を排除したことで、また別の火急の危機…迫り来る正規軍たち、に当たることができる面々である。休まらないねえ。


バッカニアの遺言を受け、単身(中身は二人)正規軍の中に切り込んでゆくグリード/リンがカッチョ良い。AKIRAみたいな斜めリフトの上で腕組んでゆっくり降りてくる辺り、何か花道を進んでくる大物役者のようだ。ま、その花道は血と硝煙で演出されているのですが、ね。鉄の意志と鉄の体で突き進む彼(ら)のモチベーションとして、バッカニアの言葉と中国娘さんの「涙と血」の演出は良かったな。


そして地下ではマスタングさん究極の選択。人柱となるかホークアイさんを見殺すか。…いや、ここで敵の意に沿ってしまってはいかんぞ! それではホークアイさんへ再々語っていた鉄の意志はニセモノとなってしまう! 二人のアイコンタクトが何やら起死回生の手段も匂わせているが…さてなあ。あるいは人柱になったうえでの戦術でもあるのだろうか。


あーあと、リフト近辺の爆発がとてもとても良かったです。特にパパパッと上がってゆく小爆発の絵が。もっともっと爆発爆発!