レールガン/ハガレン

とある科学の超電磁砲・22話。能力者の暴走現象を追ううちに、1クール目で登場した田中敦子姐さんにたどり着くミコトさんである。未だ昏睡状態の子供たちを目覚めさせようとしている姐さんだが、同時にその行為自体が破壊的現象を惹起させていることに気付いてはいる。しかし子供たちを救うことこそが至上命題であり…というね。てことで、大原さやかvs田中敦子の割とコワっちいお姉さん対決の一幕、である。…えー、あえて新旧対決とは言いません。言ったけど。


まそちらのオトナ女性対決はそれとして、お若いお嬢さんの主人公たちの問題もいろいろではある。自分と似たような立ち位置であるハルウエさんに、どうも過剰な思い入れをしつつあるウイハルさん。少々危ういと見ることもできるが、割とぽわぽわと傍観者的な状況だった彼女にとっては重要な「感情の発露」なのかもしれない。いやまあ、寮祭では結構ハッチャケてたりしましたけどね、うん。…そしてここでもクロコさんの冷静さが際立ってますねェ(ミコトさん以外のことに関しては、ね)。


能力者の類似性をもとにした「共鳴」によって被害が拡大するのではないか、ということですが、何となくパト1映画を思い出したり。しかし共鳴って、物理的様相じゃなくてスタンド的な能力ラベルが共鳴の要因なのな。電場と磁場で別々に呼応するとは…うーん、これって多分に心理的要素が大きい現象だ、っちう設定なのかしらん。


鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST・47話。運命の日イブ…のゴタゴタはまだ続く。前回「それほどの緊張感はまだ無いな」と書いたけど、それもそのはず物語的なイヴェントはまだまだ残っているですよ、ってこったな。てことで、親父さんと再会してからプライドさんとバトルしなきゃならないエドたち一行の話である。


前半の親子再会パートは予想通りのツンデレニーサンぶりではありますな。一発殴ってやんなきゃ気がすまないしそのまま父を認めることもできない。おっさんたちの言う通り「どうせつまらん意地」が邪魔をしているワケではあるが、理ではないからこそ素直になるのは難しいものだ。…おっさんの「アレはカミサンを捨てるような男じゃない」っちう感想がいかにもおっさんくさくて、なんかエエな。


そして後半はアルの中に入ったプライド(とグラトニー)との一戦。圧倒的な戦闘能力を持つ彼ではあるが、影を主体とする攻撃方法なので光を消せば何とかしのげる、ってことか。んでもってグラトニー登場でまたもやヤバ目→隻腕お嬢さんの「待たせたな!」的登場、とまあこの辺りのベタなノリは盛り上がりますな。ふうむ、まだまだ話は収束には早いってとこですかねえ。…待てよ、ワシ勝手に一年モノとか思って見てるけど、ホンマにそうなのか? 二年目突入とか、ないよね?