聖剣の刀鍛冶

聖剣の刀鍛冶・4話。謎の黒衣の男をおびき出すために聖剣演舞をする話。準備して罠を張った割にはザルザルな警備体制な騎士どもはどうかと思うし、結局取り逃がしちゃうってのもちと芸がない展開だとも思うし、敵の哀れな男を斃すまでがどうもゲーム的で段取りくさいのも鼻白んだりする。けどまあ、セシリーさんのブレのない「未熟な一本気さ」がいかにも主役々々してんので、よし。


アリアさんの「人を傷つけるためではなく、人を守るための存在となりたい」ってのはどうも甘い…というか、剣の化身がそんなんでエエのかなと思ったりしたのだが、ラストにおいてセシリーさんが堂々と「全てを守る」と理想をぶち上げたことでなるほど、であるな。経験を積んだ騎士やら戦士やらならば鼻で笑うような、建前くさい理想。それを一心に貫き通す覚悟がこの人には出来たのだ。…と見ていいのだね? すげえ厳しい茨の道だと思うけど、頑張れ。


今回も整った作画状況でよろし。アクションも良かったけど、冒頭のアリアさんとの会話シーンで照れたりビックリしたりしてるセシリーさんの適度なデフォルメがかわいかった。…あーあと、これはこの作品の根幹っぽいことだけど、ルークさんは事前に刀を鍛造しといて戦地に向かう、ってことはでけへんの? 全部その場調達じゃないと、ダメなん?