バスカッシュ/ハガレン

バスカッシュ! 23話、を見忘れてたので補完。陰謀はその顎を明らかにするの巻ですな。メガネマネージャによる関係者拘束、クーデタ、そして月そのものの破壊。赫く赫く空にのしかかる巨大な月からの隕石雨、その中でクーデタ側もその対立者たる主人公側も「伝説の存在」を欲しているのであるが…ダンさんがそれに値するか否か。


創世神話やら何やらがバックボーンとして出てきてからこっち、どうももっちゃりした…そうねえ、重厚と言うよりは「鈍重でイマイチキレがない」演出だってな印象はぬぐいきれないな。劇中いみじくも世界創世は神サンの球遊びであると言うてるが、「遊び」の要素が少なくてしかつめらしい雰囲気はあまりこのテーマに合ってないような気は、する。たかがバスケされどバスカッシュ、とかね。まァ最初からダンさんも「妹の脚」ちう重い要素を抱えてはいたのだけれど。


上記の巨大な月のシーンはなかなかに終末的で、エエヴィジュアルだったっすな。あとあの隕石落下シーン、木々が大量になぎ倒されてるあの絵の元ネタはツングースかな?


鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST・23話。ブラッドレーの大将に追われるリンさんたちと、スカーを追い詰めるエルリック兄弟の話。腕一本犠牲にしてトラップを仕掛けたり敵の再生能力を逆手にとって拘束を図ったり、追っかけっこの細かいアイデアが割と面白くてよろしかった。戦闘お嬢さんは腕を失ったが「いいオートメイル職人を紹介してやる」てことでまァ、キャラが立ったとも言えますな。しかしこうして見ると、オートメイル技術は福祉分野にものすごく貢献しているのだなあ。ウィンリィさんも引く手あまたなハズだ。


そしてブラッドレーとマスタングはお互いにその「本質」を知るに至る。さて、ここで一気に動くってワケにもいかんだろうし、この状況変化によってどう大勢が動くのか…ってとこですかね。にしてもブラッドレーさんは、変装も何もなしでヤバっちく動いてますが、大丈夫なのか? 見られちゃうよ? 言い訳もいろいろあるんだろうけどさ。


予告でワクワクしてたとおり、アクション作画はかなりの気合が感じられて大いに満足。序盤のアルさんの錬金バトルのエフェクトや破片、ダイナミックな動きも良かったけど、再生するグラトニーを縛り上げてるリンさんの絵とかも、地味に凝った動きしててアイキャンディでしたよ。