クイーンズ/バスカッシュ/けいおん

クイーンズブレイド 流浪の戦士・7話。レイナさんの相方としてナナエルさんがあてがわれるまで。外見的にちゃんとかわいいお嬢さんデザインなのでアレだが、このナナエルさんって「主人公の脇にいるヘタレトラブルメーカー(たまに役に立つ)」ってキャラなのね。戦闘力だけは無駄に高いとか修行じみた指令を受けるとか、天使長とナナエルの関係性ってのはお釈迦様と悟空のそれに近い、のかな。


という話のついで(だか何だか)としての温泉話。モルドールじみたおどろおどろしい沼地が舞台でさえも外さない無茶なサーヴィス要素にちと感心したり。相変わらずのジャミング具合だけど、もう湯気なんだか瘴気なんだかよう判らんほどになってますな。エエけど。


話の流れとしてはセエダイぐだぐだだったのですが、まァそれもナナエルさんのぐだぐだ性格を示しているような気もするな、と陽性に捉えておきましょう。…同僚の天使の名前が「ハチエル」ってのはちょっとひどいような気もするけどな。ま、本人がエエならそれでエエわィ。


バスカッシュ! 8話。毎度おなじみ流浪のバスカッシュ野郎たちが砂漠の都にて一皮ムケるような話。試合とチームメイトをぶっ壊し続けていたデストロイさん、実はアレってただのパスのつもりでしたよ、というのが判ったりする。それで「人間ってのは二面性があるものだなあ」でシメるのはどーかなーと思ったけど、まァお嬢様とか月に類似した遺跡とかもあるのでまあいいや。


今回はそこそこじっくりとバスケアクションを見せる回。相手を妨害したりドリブルを奪ったり、一応ちゃんとバスケっぽく試合してる絵って実は稀なんだよな、このアニメ。油断するとバァスカァッシュとかデェストロォイとか、必殺エフェクトの応酬になっちゃうから。ま、これも試合巡業話の初期だから地味ですよ、ってことかもしれんが。


何やらシャーマンっぽい感覚を出しつづけているお嬢様、さて彼女は何に気付くためのキャラなのでしょうかね。とりあえず、要所々々で男声と女声を使い分けてる釘宮さんの演技がかわいいので良し。


けいおん! 7話。ちょいと軽音活動を離れて…まあ、ちょくちょく離れてるような気もするが、とりあえずこないだはライヴやったので勘弁してもろて…年末年始でぐでぐでする話。お嬢さん方のクリスマスパーチーにてご一席である。毎度々々こーゆーシチュ見て思うけど、ワタシの知らない世界であってもう、へーそーなの楽しいの、としか言えぬわな。楽しいのか。楽しいだろうな。そうか。…ええのう。


既にもう、お題と舞台を与えられたら各々のキャラがキッチリと動くようになっている、のが流石。例えば、ダメでかわいい姉と健気でかわいい妹、という構造からの展開/演出のさせ方にソツがないんだよなあ。それにつけてもユイさんはとてもダメだ。良かったねェかわいくてねェ。うん。


先生とりっちゃんの無駄にアグレッシヴな呼応加減は、何やらあずまんがのゆかり・ともコンビを思い出させるものだ。やっぱこういう「トシと年輪にモノを言わせた擾乱キャラ」は、ふわふわしたお嬢さんたちのコミュニティに放り込むと映えるなあ。ま、程々にね。…あと、冒頭の幼少時姉妹の体型の取り方が、末端のすぼまったいかにもよちよちっとしたシルエットでよろしかった。歩き方とかもエエな。