オオカミさん

オオカミさんと七人の仲間たち・3話。愛生VS釘宮、新旧対決である…って釘宮さんを「旧」扱いはヒドイなワシ。てことで今回は「浦島太郎」と「ウサギとカメ」がベースだが、どちらの話もほとんど本編シナリオには関係は無い。ミスコンで競うと見せかけて両者を泥沼の誹謗合戦に持ち込んで共倒れを誘う、っちう頭取の策略がなかなかに酷くて、一応エエ話の構成とオチなんだけどこれから両者とも学校での評判サイテエやぞ。わはは。まァ乙姫さんは浦島さんからの愛があればエエんだろうけど、ウサギさんは…ねェ。


今回の対戦相手であるウサミさん。ブリブリでロリロリだが性根は悪い、っちう典型キャラだが、今一つその「悪さ」が出てきてないのが残念ではある。この人が控え目なキャラだったらこれ、一方的に御伽銀行からの風評被害を受けたかわいそうな人扱いだよな。そこはもうちょっと、二面性を強調したり悪辣さで売ったりしといた方が…って30分アニメの尺では限界もあるか。


絵的には、今回動きも良いしキャラのかわいさも十二分でんな。冒頭のオオカミさんが浦島さんに蹴り上げ→カカト落としの2コンボかますとこが自然な動きでよろし。あるいはミスコン終了後に目に涙ためてる乙姫さんの絵、これがすごく印象的な大ゴマ(とは言わんか)になってたなあ。作監・原画に田中宏紀の名あり。…にしても乙姫さんの子供時代、ポッチャリな様子はアレはアレでかわいいと思うんだがな。ダメすか。ちうか小学辺りだと、ウサミさんのような子はそれほどチヤホヤもされ辛い気がする。ま、それはそれで。