シャングリラ/東のエデン

シャングリ・ラ・7話。ドSの人が呼んだのでクニコさんがムショ入りする話。新入囚人いじめ、罰則としての苦役、昔の仲間からの情報、そして対立するリーダーの背後の看守長…とまあ、何だその、実にエエ感じのムショ映画。これで差し入れ物資を通貨としたムショ内経済とかあったら堪らんかった。


それにしても首領姐さん、軍服コスに鞭まで持っての待遇が素晴らしい。いやマジで、わざわざあんなカッコする必要はイッセツ無いのになあ。円熟の五十嵐麗ヴォイスによる凄まじいドS演技にクラックラしますよ。もてあそぶだけもてあそんどいて「ご褒美よ、あなた死刑」…うわー、完璧だー! てことで、その他いろいろ感動要素とかあったような気もするが、忘れた。


…忘れてないけどさ。えーと、巨大雹の爆弾雨を避けまわるクニコさんの絵はなんか良かったな。あのシーンはもうちょっと見ときたかった感じ。あと、冒頭の装甲列車とエアボーンが暗過ぎてよう判らんかったのが残念。


東のエデン・6話。…ははあ、「東のエデン」とは咲さんの属する大学でのサークル名か。ちょいと面白げな画像認識/タグ貼っつけプログラムを元手に起業しようとするニートたちの楽園。技術持ちのチビッ子、センス持ちの咲さん、統括する理屈こねまわし男、…あのオバハンっぽい人の役割は何だろう。まいいや。


てことで、一億総ニート化という目的において意をともにするサークルとセレソン、である。ニートという存在がこのアニメにおける鍵言葉のようではあるが、記憶喪失前後でニート殲滅/ニート増殖、と180度異なる行動理念になる滝沢さんはなかなかに危うい。180度、ってことはベクトルの軸自体は同じだもんな…多分、理念のベースは同一のものなのだろう。


いかにもダイガクセイらしいキャラした面々。んー、こういう青さはいかにもだねェ。大学生らしさというか書生っぽさというか、好き嫌いはあるだろうがワシは好き。平沢さんの実に余計な演技ペルソナが痒くてええなあ。…とまあ、前向きなんだか後ろ向きなんだか、とにかくちょっと楽しそうなシーンの裏手でちんこきりされそうな大杉さんがかわいそうではある。外れ者だ。ちうか、ちんこきり2万人かよ! これまたスゲエ数だなおい!