いろいろ

屍姫 玄3話。ケイセイ兄さんの縁は深く濃く、そしてめんどくさい。それは藤原ケイセイさんのせいではなく、その縁を受ける側たるマキナさんやオーリさんにめんどくささの理由がある。破滅的力としての呪い、それを是としたマキナさんの真の出口はどこにあるのだろう。…っちうハードなスジを、ケツとかちちとか脚とかのてんこもり状況で語るお話。いやあ、フレッシュさんのお見事なちちもさりながら、衝立一枚向こうのマキナしりがまたねえ。ドキドキするオーリさんの気持がよう判りました。ボロボロ衣装の見えそで見えないマキナさんもよし。


あと、妙な方向に覚悟完了のマキナさんのアクションがまた、パースと動きのキツい作画で見所となっていた。そんなにたっぷりではなかったが、瞬間的にゴオッと動くというコンセプトは結構好きだ。…上記のちちしり要素も盛り込んだ上でのアクションでもありますしね。しかしこの作品もでかちち多いよなあ。ええけど。


…あ、野郎同士で裸見せあいっちうソッチ方面のサーヴィスもあり。メガネで傷だらけというのは結構な属性兄さんではないかな。よう判らんけど。


●新番組・黒神 The Animation。詳細は知らず、ただガンガン原作とのみ。ふーむ…これは、かなり正しい「能力オチモノ」ではないかなあ。少々暗い過去はあるものの平凡な少年が、謎の力を秘めた謎の少女と謎の世界の謎に関わっていく第一話…という。テンプレとしてソツがなく堅実な演出、そんでもってその上に次々と死んでゆく周囲の人たち(目の前でトラックにハネられる少女とか)やら金属バットで人を生々しく殴打する男とか、ちょっとしたゴア風味を乗っけてある。クライマックスのバット格闘の「濃さ」もまたよろしい。


うん、この作品にあんまり瑕は無いと思う。ワタシ的にはもうちょっとだけ額にシワ寄せずにあっけらかんとバカ/残酷/ギャグをやるようなのが好みだったり、また少々テンプレ過ぎかなとか思ったりもするけれど、まァそれは好き嫌いの問題だろう。…も、純粋にアチシが「アニメ本数削りたいよう!」と思ってるという外部要因だけが問題なのですよなあ。後発のこの作品がワリ喰っちまいそうだ。次週辺り見て「んあああ! これはこの作品じゃないと見れねえ!」てな要素が無い限り、もったいなくも切ってしまいそうである。ああもう、すんませんねえ。


RIDEBACK・2話。リンさんは変な姐さんの挑戦を受けたのでそれに乗るのである。いきなり高飛車に命令されて果し合い、普通は(友人の言うように)そんな言動に乗ったりはしない。しかしリンさんは…普通ではないのでした、というお話。


なかなか丁寧に話を積み上げてて、その地道さは先週の感想と同じく一種「ぎこちなく」もあるんだけど、それが今の所はフレッシュな空気感につながってたりする。どこまで意図したものかはよう判りませんが。リンさんは元々才能もあるし(畳水練とは言え)ベンキョしてる描写もあるし…という前提の上、ラストのハデな大技ターンにクライマックスを持ってくる構成にソツがなかった。リンさんホンマは強い性格の人なんですよ、っちうのを、向こうから歩いてくる表情だけで説明するってのもエエですね。


あとはあの、春の大学の空気感だすな。ワタシの母校もあんな感じに高低差のある風景だったんで、単純に懐かしくなっちまいましたよ。ま、現実にあんな危なっかしいものをぶんぶん乗り回されたらたまんないしワシも乗りたいし、エエなあ(文章が繋がってません)。…さて、ゆくゆくは戦場の一兵卒になるんですかねえ。戦場話ですかねえ。


みなみけ おかえり3話。もう一つのみなみけのご紹介、ちうか再登場。お話は全てメシもの繋がりでありまして、プリンを巡る攻防とリンゴにまつわるミステリとカレーがもたらす悲喜劇とオムライスに仮託される人生観、の4本である。つーかおまいらよう喰ってんな。そしてどれもちゃんと旨そうに描いたァるのが良いとこだ。…饅頭状カレー物体は別にして、だけど。


モチーフが喰い物だからか、ちょっとヘンなネタでも何となくシヤワセそうな雰囲気になってんのが見ててホコホコはしますな。トーマさんはプリン喰えて良かったしね(一回目は)。…あと、場をとりなす弟たちを一応つきとばしといてから謝る長兄さんが謎にひどい性格でよろしかった。