銀魂

●1本だけ、の銀魂151話。兄の人が本格登場ののち、銀河万丈とラウンド1ファイト、である。…この作品の特色の一つとして「やたらと台詞が長い」ってのがあって、そしてその長さは事象の重大性に比例してるのだけれども、この二人の相対会話がまた長いんだわなあ。状況のほとんどを台詞で語っちゃうってのは、ある意味でこの作品の保守性の表れでもあらん。意外と(でもないが)ベタなアニメ/マンガだからねえ。


ま、そんな長広舌の後にはちゃんとゴッツいバトルを置いてくれてるのが律儀ではある。上記人外二人の第一戦、ものすごく革新的な作画センスってワケじゃなかったけど、オーソドックスな迫力とダイナミズムがあったな。「腕一本と一人」の支払いがこの喧嘩の仲裁として適正であることだなあ、っちう挿話もハッタリとして良なり。


そして次回へのヒキネタは右腕野郎vs神楽さん。このヤサグレた副官さんがまた、大塚芳忠のファンキーさ&底の深さがよく似合う、恐ろしげな人でよろしいな。一般の人(ワシらだ)とレベルの異なる得体の知れなさがよう出ておられる。そして、それに負けない神楽さんの久々なる本領発揮も期待できそうですな。…あと、今回の速水奨さんの台詞は「あの、うんこしたいんだけど」だけでした。んー、すばらしい。