タイガー&バニー/セイクリッドセブン/青の祓魔師

TIGER & BUNNY・18話。引退したいコテっちゃんであるが、なんだかんだ気後れして皆に上手く言い出せない。んでもってそんなことしてるうちに相方の方から先に「俺引退した方がいいかしらん」とか言われちゃってもう完全にタイミングを逸した状態である。でもなー娘のカエデちゃんもネクスト能力をもてあましてるしなー困ったなー…っちうお話。ちなみに相方バニーちゃんの引退したい理由は「ジェイクさんが真の犯人じゃなかったから」である。うん、まあ、視聴者はみんな知ってたよね。


意識の戻ったクリーム姉さんによりもたらされたジェイクの話。上記の真犯人がらみの要素が一番重要なのだが、今後重くなってくるかもな、ってのがネクスト差別のエピソードですな。今現在の状況はあまり差別的風潮はみられないが(多少はあったか)、それはひょっとしてヒーローTV等のプロモーションの結果なのかもしれない。…となるとマーベリックさんの尽力は良きものだということだが…うーん。まだ怪しいよねおっさん。ちうか、バニーさんの記憶混濁は何なんでしょうね。事件のショックによるものか、謎のネクストの能力なのか、あるいは…。


カエデさんの能力は「他の能力者のコピー」らしい。なんかローグみたいね。しかしこれ、戦闘時の強さもさりながら、物語の謎を拓く機能もありそうな気がする。ひょっとしてマーベリックさんはネクスト能力者で、カエデさんと握手したことで能力がばれるとか…ね。知らんけどね。


セイクリッドセブン・5話。海だ水着だ夏合宿だ、の巻。ちゃんとサーヴィスシーンはありますが、まあ普通にケンゼンなものであってメインのお話は謎の和製ピラミッドに潜むもの、である。まー何だ、根幹ネタが「石」だからだろうけど、今時にピラミッドパワーってのもなかなかのノリではある。ちうかあの正確な三角錐断面図を見て人工物を疑わないのはムリスジではあるぞメイドデータ処理部隊。エエけどね。


ピラミッドの奥に閉じ込められて危機一髪、変身のための宝石も無い…ってとこで、冒頭から出していた「大出力レーザ」の媒体があるじゃないか! っちう流れは上手いなと思った。そっからのワンパン解決のカタルシスも含め、エエ感じにヒーローものしてておもろかったっすね。あれだけレーザを印象付けといて結局武器として使わない、というツイストも面白い。コランダムレーザちうてましたが、要するにルビーっすもんね。…でもあれ工業用ルビーじゃないのかな。それでも変身には差し支えないの? まいいや。


あとある意味印象に残ったのが冒頭シーン、山歩きする皆さんの手前にクモの巣にかかったアゲハチョウの絵。…そんなベタな!


青の祓魔師・16話。暴走のリンさんはしえみさんの体張った制止により何とか活動停止する。そこに現れるはシュラさんの上司、見た目も言動もキビシそうなイケメンパラディン・アーサー氏。当然得物はカリバーン(エクスカリバー)である。別に子安声で歌ったりはしない。一応喋るようだけどね。そして始まるメフィスト氏とリンさんの審問会。そのとき塾生は折れかけた倶利伽羅剣を鍛えなおす者を探しており…というね。


リンさんを救うために力を貸してくれ、とリュウジさんに頭を下げるユキオさん。しかしこれはちょっと…酷な願いではあるよなあ。一応後半のマーラとの戦いで心情の一部が説明されるけど、それにしてもサタンと言えばリュウジさんにとって忌まわしいにも程がある名前ではあろう。んー、どうかな、今までの話数でしこんできたんだし…もうちょっとリュウジさんの対応に逡巡などもあるんじゃないの、とは思う。そんなけ大事な仲間になったってのも、まあよく判るのだけれど。


審問シーン、糾弾されちょる側のくせにちっとも悪びれず、いつもどおりの堂々さと慇懃さと芝居っけで渡り合うメフィストさんがよろしいな。いかにもメフィストという悪魔らしい風情が感じられる。ちうかエライさん三人組のグループ名が「グリゴリ」で、でも各人は東方三博士の名前…ってのもなんかスゲエな。なんか複雑な出自がありそうな気がするが、気がするだけかもしれない。