夢の話は誰も聞かない

●夢を見る。まァ昨夜見たヤツなので初夢ではないが、なんか知らん「見たこと忘れんとこ」ちうてメモ残してたので、ちょっと書いとく。


ワタシは出張仕事で何やら旅館らしき所に宿泊している。そこがまた、ワタシ好みの三次元巨大迷路というか、増設に増設を重ねた異様に複雑な木造建築なのである。基本的には我々はあてがわれた部屋から勝手口までを行き来してるだけなのだが、ワタシはもうワクワクしていて「隙があったら他の階も探検してみよう」とか思っている。


居室にて同僚たちと話す。いやあしかしこの旅館は複雑っすね。そうだなおまけに人が多い。何か昨晩は隣で祭りやってるみたいでしたよ。うん見た見た、デカい櫓で和太鼓叩いてた。舞台がバターンとひっくり返って裏側からまた別の盆踊り集団が出てきてたが、アレはまたどういう仕掛けなんだろうね。普通落っこちるよな…云々。


上司の一人が、そういえばこの近所に似たような複雑構造の建物があったな、と言う。ほら、職場の忘年会か何かで行ったことがある中華料理屋だよ。ああそうだっけ、と思い出す。よおしそっちにも探検に行かねば、とワタシは思う。


…とまあそんな夢だけど、起きてから何をメモしてたかっちうとその中華料理屋の店名なのね。黒い看板に金の文字で「歡娯樓」。「歓」の字が旧字体なのが妙にソレっぽい。「カンゴロー」と読むのだが、何故か「勘九郎」みたいな平板発音だった。