ソウルイーター

ソウルイーター39話。自分を追い込んでゆく人・クロナさんの話。友人たちを捨てきれず、母であるメデューサとも離れられず、ただ独りを望むクロナさんは自らの本心に気付くのであろうか…という。「母を切り捨てられない」という要素の後押しをしてしまったのがマカさんでした、ちう絡ませ方はヨシ。さて、このまますべて丸く収まるとは思えぬが…とか思ってたらメデューサさん自らご来訪の巻。なるほどねえ。


前回クロナさんの心を開いたシーンの再生っちゃそうなんだけど(黄色い砂と青い空っちう舞台状況の類似もあるか)、クロナの世界にずかずか入ってって彼の弱さに心底同調しつつグイと抱きしめるマカさんの体当たりは良かった。「弱さ」ってのは本作の重要なキー、なのでもあろうかね。


その場のノリと自らの欲望に忠実で、それ以外はあんましどうでもよさげなラグナさん。多分この人…人じゃないか得物か…にとって、何が良いとか悪いとかも気にならんのだろうな。とことん思い悩み、そしてそっから出て来れないクロナさんとは好対照であり(アカン意味での)かみ合ったパートナーでもあるのだな。


鬼神vsアラクネさんのバトルシーン、突発的にすごく気合の入った絵面になっててちと身を乗り出したりする。ゴンゴンに叩きのめされてボンデージされつつ喋る根谷姐さんのフェチさもエエが、大きく方で息をしながら喋る鬼神の人の作画とか、妙に凝った雰囲気が画面のリッチさに繋がってたな。…歩くとかあえぐとか、繰り返しパターンさせながらの途中喋りってめんどくさいのよな。いろいろと。