アトラスっつってもそっちじゃなくて

●ちうことで、二代目SFCを駆って「ジ・アトラス」をやっている。おおかた終わっちゃったので地図埋めに向かって消化試合的なダラダラモードに入ってますがね。接触の悪さや電池の消耗を考えてターボファイルを併用していたが、異常終了等はほぼ無かったな。まだまだ遊べそうな勢いではある。


●元々「アトラス」シリーズはドメジャーゲームってワケでもないが、それでも続編以降の作品群の方が有名だと思う。ワタシは「ネオアトラス」までしかやったことないけどね。2や3もそのうちやってみたいものだ。


アトラスシリーズの基本は同じ、大航海時代リスボンから探検船を派遣して世界像を確定するゲーム。派遣提督の報告を聞き、それを信じるか信じないかで世界地図が変わってしまうという、虚構が現実を侵蝕するようなギミックが一番のウリでありますな。


ゲームのデキとしてはPS以降の「ネオ」シリーズの方が上だろうが、どれが好きかと訊かれればワタシは初代アトラス(PC版は未経験だけど)なんだよな。アトラスの肝ってのは上記「虚構の強さ」だと思ってるワタシなのでな。カッチリまとまったネオシリーズよりは、虚構性の強い初代こそがその白眉だと思うんじゃよね。


初代が好きである要素の一つに「都市名や現住生物のランダムジェネレート」がある。例えば生物なら「ダイオウラクダ/長い首と足を持つ。普段は木にぶら下がっており、天敵に追われると水中に逃げる」とか、その特徴等を勝手に作り上げちゃうのだ。ランダムだから相当バカ動物も発生するし、意外にありそげな動物も居たりする。この玄妙さはちょいと捨てがたい。


羊皮紙っぽいセピア画面といい、「これが俺か」とゲンナリするような主人グラフィックといい、何となく夢の話っぽい捉えどころの無さがある。こういう「脳の奥にこびりついてしまう」ようなゲームはどうしても偏愛してしまうわな。てことで、ワタシは今も提督を使役しているのです。…あ、PS3ネオアトラス3はちょっとやってみたいなあ。処理が遅くてかったるいとか聞くけど。