とらドラ/銀魂

とらドラ! 13話。虎子さんの父はエーカゲンでありダメ人間である。彼が虎子さんにもたらした、あるいはもたらすであろう悲しさ。竜児さんはそれら全て自分の責任であったと思う。その彼が挽回策として取った「虎子さんと付き合うためにレースに勝つ」という手段は、それはそれで別の「逃げ」ではあるのだろう。…そんなこんなのモヤモヤを棚上げしてみな踊る、文化祭のキャンプファイア。ま、ここで全てスッキリしちまっては話が立ち行かぬだろうしねえ。


上記の如くいろいろとスカッとしねえ要素を(多分意図的に)残しつつも、何故か「手を繋いでゴールする竜児クシエダペア、そしてそれを温かく見守る大河さん」っちう不思議な着地点を提示したは感心したり。…そして何より、ミスコン優勝に値する大河さんである。特にスポットライト入って一発目の絵、あのムッツリとした表情での微妙なかわいさはかなり気合の入った止め絵であって「なるほど」でした。あとメガネ相手の「ありがとう」もね。


こうなるとホンマ、ダメ父のダメさがちょっと気になるのよね。さて、今回単なる物語上の機能としてしか表現されなかった彼であるが、このまま人でなしとしての裏浅いキャラのまま退場すんのかな。いや別にしてもかまわんが、何となく…今回の話を重ねると、今後色々と描写されてもヘンではないな、と思ったのでな。ま、先のことは判らんか。


銀魂148話、たまには昔の話をしようか、という話。どーにもこーにもその場の思いつきでしかねーだろー、という酷いネタ(あまり貶してない)をそのまんま映像化する酷いアニメ(それほど貶していない)ではあった。まあその、確かにかなりどっちつかずな雰囲気であって「素直に笑っていいものやら」っちうとこも無いではなかったが、エンディングまであのブラザーキャラで押し通したネタ度合いに免じてヨシとする。うん、ヨシとしよう。


…にしても、サイコガンはストレートに使ってオッケーなネタなのか。あとシティハンターもオッケーなのか。それはまた、鷹揚なことでありますな。あとやったらに濃いィ架空キャラを演じた立川三貴さんという方、ワタシは存じ上げなかったのだけれど…ははあ、どうも結構シヴい俳優さんでもあるようで。すげえな。どういう経緯でこんなキャラ(別に貶してない)やることになったんか判らんが、大層な存在感でありました。「あれ、宝亀克寿さん結構英語上手いやん?」とか勘違いしたのはヒミツだ。