ドルアーガの塔/ソウルイーター

●ただいまーで二本見る。


ドルアーガの塔 〜the Sword of URUK〜・3話。初っ端から「なお今回のラストは雪崩オチです」というナレーションに腰が砕けたりする。そーいや前シーズンも前半部分はこういうへにょたれたコメディ作品だったっけなあとまあ、あのシリアス気味な最終話を経たワタシは違和感を覚えつつ思うのであった。…ええ、あんまりキライじゃないです。今期もこんな感じでどっか斜に構えたヘボさがあるのならば、そのつもりで楽しみやすですぜ。


てことで郷田ほづみさんとクーパさんを迎えに行ったら成金野郎になってましたの巻。終始微妙な感じのギャグシナリオであり、気を抜いて見る分にはちょうどエエ話だなあと思いました。貶してません誉めてます。流石にあの「雪崩オチ」はギャグを舐めているのであってこの洗いを作ったのは誰だ! いいけど別に。


大脱走とかナウシカとか、別にそれはいいんじゃない? てな微妙なパロディ採用センスもなんか快感に繋がったのでヨシとしちゃえ。今回も矢島幼女さんは無愛想かわいかったしな。あと、何故かウトゥが矢島カイさんに入れ込んで仲良くなってんのが、なんかエエな。


ソウルイーター43話。各々の戦いのうち、キッドさん担当回。彼は残された「最後の魔道具」を求めて別行動する。それはゴーストタウン…もといヴィレッジに鎮座まします鍵のような剣のようなものであり…という。この魔道具の物語上の意味はまだ判らんが、キッドさんをして「シブセンと死神様をそのまま信じてよいものかどうか」っちう問題を考えさせるものではありそうですな。ま、それはおいおい、ですが。


拳銃姉妹を連れて行かない理由がどうも希薄だし、「40分で戻らねばシブセンへ」云々というタイムリミット仕掛けはアラスカ話とカブるし、「住民が忽然と消えた」という不可思議要素の種明かしはただ「そういう敵がいた」ってだけだし、ちょっと舞台設定におざなり感があったなあ。この作品の「要素だけ提示して肉付けしない」っちう傾向に於けるワタシの好きでない部分が出てた感じ。別にすっげえダメダメってワケでもないんですがね。


…でもまあ、オバケが怖くてぼのぼの汗を飛ばすリズ姉さんがどうにもかわいくて、なんかもうそれでいいや。ナリはでかいがいろいろと弱点の多い、でもイザとなると性根を据えるお姉さん…うーん、ツボまくり。オッケーっす。