銀魂/マクロスF

銀魂124話。お通さんによる微熱大陸。相変わらずムダに似せてくるBGM芸やら構成芸やら、スジ以外のディテイルこそが本筋よォ! とでも言いたげな心意気はバカでよろしい。とか言いつつ情熱の大陸番組はワタシあんま見たことないので、それよりも一瞬の(一小節だけなのでそのまま流した)「アニメじゃない!」ネタに笑ったワシではあります。古いなあオイ!


クライマックスで集まってきたゆかりのある皆さんが実に微妙なメンツなので、絵面だけで割と可笑しい。ちうか神楽さんの役名は「死体ちゃん」なのか。こいつらがよってたかって歌詞をいじりだした段階でオチは読めたものの、そのまんま臆面もなく伏字だらけの歌を一くさり歌いきった心意気もバカでよろしい。よし、このままバカで行くがよい! …って最終章なの? まいいや、どんなネタ仕込んで来ンのか楽しみにしておこう。


マクロスF・24話。苦悩の末に袂を分かつ決断をしたアルトたちと海賊船組が、割とアレコレもなく一緒に戦ってるのでちょっと拍子抜け。んー、今後この分断劇が何らかの仕掛けとして機能してくるのならエエんですけどね。あと、ヴァジュラの持つFTL常在ネットワークを感情的に否定する流れは(SF者の立場として)ちょっと引っかかったけど、そこは引っかかるワシの方が悪いかな。まいいや。


てことでクライマックス的な歌とバトルの総決算、それぞれのキャラの「ラス前」である。そこそこあるマクロス歴において、彼我ともに歌によるバックアップを有する闘いってのは割と珍しいのではなかろうか。いやあ、歌姫対決ってのはオイシイなあ。そして後攻のランカさんの選曲、「あー、これは勝てぬわ」という代物であるのがかなり上手かった! そら憶えていますか、とか歌われたら反射的に負けそうになりますってワシら。ねえ。


うん、なかなか盛り上がってはいるんだけど、やはり何度も言うように駆け足テンポがもったいないよね。「俺達の星(地球)を!」とかアルトさんの部下たちとか、あの辺の話ももう1話2話かけて仕込んだら更にグッと来たと思うんだけどな。贅沢っすか。でも何だかんだで「やっぱり私はゼントランなんだな」と一人ごちるクラン大尉はエエです。闘うおねェさん。