スレイヤーズ/マクロスF

スレイヤーズREVOLUTION・11話。なんかシャレんならん大怪獣が出たので大騒ぎ…なんだけど、リナさんご一行は仲間の絆を深めつつとりあえずメシ喰って寝たので被害が拡大しましたの巻。あんなヤバい姿のザナッファさんを見ておきながら大睡眠、大塚インスペクターに「エライことになったヨ」と言われて「ええッ!?」…のバカコンボはバカすぎる。いや、リナさんたちらしいっちゃらしいんだけど。


全体的に繋ぎっぽかったのは、そういう緊張感の無さにもあったのだろうな。…国の一つ二つを潰すってのが物語的な露払い、ってのはまた軽い人民の命だなあ。白虎さんはこの理不尽な行為をして「復讐」と言うが、まァ確かに復讐ってのは理不尽なほどの気力が無いとでけへんものではあります。


…にしても、仲間として再結成のメンツの中で異様に大塚おっちゃんが浮いてるなあ。てことはつまり、彼が今後のキーキャラってことなのでしょうね。いや、このまま最後まで思わせぶりでシマイ、てなギャグも好きですが。「まったく恐ろしいやつよのう くのいちカスミ」。


マクロスF・23話。言わば幕間に近い地味な回ではあるが、物語の整理ってのが最終的にランカとシェリルとアルトの関係に持ってかれるのはこの作品らしいテイストではあった。この期に及んでシェリルさんに秋波送ったりランカを気にかけたりと実に定まらねえのがアルトさんの/あるいは、この作品のスタンスなのではありましょうか。


しかしそのアルトさんの「ランカへの強い思い」が「お前を殺す〜ゥ」なのは流れ的に判るとして、ハタでその台詞を聞いて「ああ、やはり彼はランカさんのことが…」と落涙するシェリルさん、というスジ構築はスゲエものだ。伊達にAパートでラヴラブ生活をエンジョイしてないわなあ。


ヴァジュラたちは個体にあらず、それもフォールド(FTL)通信を使って各ヴァジュラたちをユニットとして扱う群体生命体であると。定番ながらエエ感じのSFテイストでちと燃えますな。これが完璧にコアの無い並列処理存在ならかなり辛いが、多分判りやすい「脳髄存在」があってそれを斃す展開なんだろうなあ。それがクィーンかしら。しかし、そうすると「あい君」の存在はどうなるのか。ユニットの中にあって個に目覚めたとか、そういうの?


…あと、アルトさんのダメ部下たちがダメそうでよかった。作戦中に女のことでからかうと死亡フラグ、ですね確かにね。