コードギアス/ソウルイーター/RD

コードギアス 反逆のルルーシュR2・10話。花嫁奪還作戦はグダグダに推移するのでしたの巻。ゼロさんが天子様を必要とする理由はともかく、何だかんだでそこそこ和やかな雰囲気の犯人と人質ではある。そこに襲い来る緑川さんであるが、彼には持病が(割と唐突に)あったので困りましたねえ、てなもんだ。


新型ロボを操りつつの戦闘が、かなり昔懐かしい雰囲気なのがちと気に入った。あまりに高性能すぎて乗り手が居ないメカだの、テメエだって初めて乗ったのに「この何々を甘く見たな!」だの、んー…判ってやってんだったら相当な好き者脚本ではあるな。あと、水を用いて二段構えに敵の裏をかくヤリクチがいかにも「計」っぽくてなんか笑ってしまった。


…とか言いつつ学園にはルルの影武者が! いやあのゼロが偽者か? とにかくこういう引っ掛けどころは毎度ながら見事だわなあ。ハバクックとともに再登場のメイドさんが怪しいが、でもまあロロさんでもいいです。


ソウルイーター11話。ツバキさんvsお兄さん決着編。毎度ながら脚本骨子はかなり単純な構造で、妖刀さんがツバキさんの心根を受け取った「ギミック」とかがほとんど存在しないのがやはり気にはかかる。文章で書いたらけっこう心情読み取るのに苦労するんじゃねェか? とまあ、演出や絵柄に多くの情報を頼りがちな本作ではあるけれど。


いやあ、今回はその両者、演出作画があまりにも突出してたので「あ、これなら脚本を背負って立てるわい」と思ってしまった。特に作画。クライマックスのエフェクトと人体描写は本当に上出来で、動かし方のセンスと快感が極まってましたですよ。上記和解シーンで、真っ青な空間に赫い赫い椿の花弁を散らす絵も強烈にベタで見事。あと、かなり直截的な描写もありながら要所々々でギャグや抜きに走る「照れ」みたいなものが、案外と良いバランスになってて割と感心したりした。


…てことで色々気になるところはあるが、その剛力でねじ伏せられた感じ。ん、もういいや。よし。


RD 潜脳調査室5話。リアル格闘ゲーmeetsブランド物サングラスの巻。関係の無さそうな二つの要素を有機的に絡めてくるという話の作り方が端整で、その上で割とヘンテコなノリを押し出してくるので見てて面白い。…なんかIG的な「教科書っぽさ」も感じられたりもすんですがね。今回は(多分意図的だろう)ジャーゴンも少なめで、そういった作品の空気感も堪能しやすかったですかね。


ロボのホロンさん相手に、ミナモもソウタも結構普通に接してるのが見てて気持ちよろしいな。おかげでホロンさんのロボっぽさのおかしみがちゃんと出ているし。…しかし格闘に負けて言葉でも負けたからって、ロボ相手に「表へ出ようか」とか言っちゃうソウタがステキ過ぎるよ。「オトコの誘いは断りません」で済ませちゃうホロンさんもホロンさんだけどさ。