アテっこ野郎ども

●また英語吹替え話。ボーっと海外での吹替え状況とか見てて、ほほうと思ったのがブラックラグーンUボート編でしてな。アニメオリジナルで日本人将校が出てくるんですが、英語版でこの方の声をあててんのがHiro Kanagawaさんという方。へえ、日本人キャラに日本の人使うとは凝ってるなあというか。しかしこのヒロ・カナガワさんって誰だろう、と思って調べたら北海道出身バンクーバー在住の俳優さんとのこと。「金川弘敦」と表記するらしい。主にTVシリーズの俳優業がメインであるも、最も有名なアニメ役は英語版のギレンだそうですってさ。*1おお、こりゃ聞いてみたいな。


蛇足。よく聞く「最近は米国の吹替え環境も上がってきたが、日本の吹替えの方が別格に上級だな!」とかいう意見はちょっとナイーブに過ぎる思うのね。日本の洋画吹替えにしてもどっちかっつーと声優さんのキャラ性頼りのとこあるからなあ。ホンマモンの俳優の声質と合わせようとしてんのは(本家のチェックが入る)一部の吹替えくらいじゃなかろか。そしてそれが一概に良い結果を生み出してるのかどうかは議論もあろうしな。…アチシだってコロンボに関しては小池朝雄石田太郎)の方があってるように思っちゃうもんね。ピーター・フォークって結構声甲高いもんね。


どっちかっつーと「本家の声に似せる」って面では、今や英語吹替えの方が気ィ使ってるような気がすんだよな。とか言いつつ、こないだの戦争の好きな人は飛田バージョンがエエとか思てるんですけどさ。ま、それはそれで。