銀魂/狼と香辛料

●遅くに帰ってきたので部分的に録画アニメを視聴。バンブーとかアリアとかはまたそのうち。…って、見れるのかいなどうかいなあ。


銀魂88話。基本的に「ちょっとエエ話」と「少しハードなベタ話」と「頭抱える酷い話」を行たり来たりする本作であるが、今回は酷い話担当回ってことでどうですか皆様。それにしてもこんな回なのに(だから?)妙に気合の入った作画が嬉しいやらバカバカしいやら。なんだあの銀さん逆落としシーンのかっちょ良さはィ。


てことで、九兵衛ちゃんに穢れたバベルの塔を生やさせないために合コンして小学生気分に戻る話。ああステキに分裂気質な粗筋であってどうしたものやら。前半部分の「合コンしよう」に至るまでの流れでさえリハクの目をしても読み辛いのに、そっからなんでまたあんな大スペクタクルになるってのか。いや、エエ話で落とすなよオイ。ゴスロリオチが照れ隠しみたいに見えるやんかいサ。オイ。


にしても「かっことじる」を付けたら台詞で「ちんこ」言うてもオッケーなの? マジ? あとは石田の彰さんによる歌唱が見所。ファンの方必見ではあるまいか、ってこの人結構歌ってはいるんだけどね。歌はいいねえだったり姫が舞ったりね。


●新番組・狼と香辛料。原作についてはその外郭しか知らず。一見して判る、ちと手間のかかったイングランド中〜近世「風」のプロダクションデザインとディテイルが目を引く。んでまあ、それによって語られるのが犬耳(狼耳)娘と朴訥男の邂逅なワケなのですがね。てか「わっち」で「ありんす」言葉なのか。なんかかんかキャラ立たせるためには道具が必要なのですなあ。


構造としては判りやすい「落ちモノ」であり、まァこないだ見た「ロザリオ」とだって実はそんなに変わらないのだけれど、しかし上記ディテイルの構築加減(と、言ってしまえば青臭さ)があるのが大きな差異でしょうか。多分それらは窮極的に言えば夾雑物なのだろうが、そういう包み紙こそが重要でもあろう。ま、ね、アレだ。そのものモロよりも婉曲的な回りくどさの方が燃える、てなものよ。


登場当初からすっぱだかのババア言葉人外娘が、ラストシーケンスにてやっと露出度の低い衣装に身を包む、てなちと素直じゃない持って行き方は割と好き。語り口はやはりちとわざとらしくもあるが、楽しそうでもあるので付き合ってみましょうですよ。んーあと、ホロ役の小清水亜美に気づかなかったワタシはダメですか。面白い自然さを出してきよりますな小清水。